ロシアにおけるオンラインバンキング事業への参入について

2010年2月19日
SBIホールディングス株式会社

　当社は、ロシアの大手総合金融グループの一つであり、ロシア国内における投資ファンドの設立・運営に関するパートナーでもあるMETROPOL Investment Financial Company Ltd.（以下「METROPOL」）傘下の商業銀行であるObibank Ltd.（本社：ロシア連邦モスクワ市、代表者：Alexey V. Kichaev、以下「OBIBANK」）の発行済株式の50％を取得し、ロシアにおいてオンラインバンキング事業に参入することで基本合意にいたりましたのでお知らせいたします。

　当社グループはこれまで、ロシアをはじめ中国、インド、ベトナムなどの潜在成長力の高い国々において現地の有力パートナーと共同で投資ファンドを設立・運営することを中心に海外進出を進めてまいりましたが、カンボジアにおいては2008年9月に韓国の金融グループと共同で商業銀行を開業したほか、2009年8月にはベトナムの商業銀行に20％出資するなど、最近では現地銀行への出資を拡大させており、投資事業だけでなく、新興諸国それぞれの経済・金融の状況に即した新たな金融事業の展開を進めております。

　1994年に設立されたOBIBANKは、現在、法人ならびに個人向けに様々な金融サービスを提供するユニバーサルバンクとしてモスクワを中心に事業を展開しておりますが、このたびの出資を機に、同社はオンラインバンキング･サービスの開始を予定しており、当社グループが日本で培ったオンラインバンキング事業のノウハウ等を活用することで、システムの安全性･安定性に優れ、より利便性の高いオンラインバンキング･サービスの提供が可能になると考えております。

　当社グループは今後も、各国有力パートナーとの連携を更に進め投資事業の拡大を図ると同時に、日本においてこれまでに蓄積してきた、証券、銀行などのオンライン金融事業に関するノウハウ等を各国に移出することで、新興諸国における金融事業の展開を進めてまいりたいと考えております。

以上