ブラジルの資産運用会社ジャーディム・ボタニコとの投資ファンド共同設立について

2010年8月3日
SBIホールディングス株式会社

　当社は、ブラジルの資産運用会社でプライベートエクイティ投資等を手がけるJardim Botânico Investimentos （本社：ブラジル・サンパウロ市、以下「ジャーディム・ボタニコ」）との間で、ブラジルの有望な未公開企業を投資対象とする、新たな投資ファンドを共同設立することで基本合意いたしましたのでお知らせいたします。

　ブラジルにおいては、これまで同国経済を牽引してきた鉱業・農業・科学技術等の分野を中心に、持続的な経済成長が見込まれております。さらに2014年にサッカーワールドカップ、2016年にはオリンピックの開催を控えており、これらの世界的イベントの開催にむけて今後様々な経済効果も期待されます。
　このたび設立するファンドは、出資約束金額1億米ドルで、当社グループがその50％を出資する予定です。また本ファンドの運営にあたっては、当社グループとジャーディム・ボタニコの双方出資により、合弁で新たにファンドマネジメント会社を設立する予定です。今後、ジャーディム・ボタニコのブラジルにおける投資・運用ノウハウと、当社グループが日本・アジア地域で培ってきたアセットマネジメント事業のノウハウを結集し、ブラジルの有望な未公開企業を対象に、積極的な投資活動を行ってまいります。

　当社グループは引き続き、新興諸国を中心に現地有力パートナーと連携して積極的に投資事業を推進するとともに、日本においてこれまでに蓄積してきた、証券・銀行などの事業運営に関するノウハウ等を活用し、これらの金融サービス事業の海外展開もあわせて加速させてまいります。

【ご参考】　＜ジャーディム・ボタニコについて＞
ジャーディム・ボタニコは、2003年5月の設立以来、ブラジルでのエクイティ投資に特化した資産運用を行っております。現在はプライベートエクイティを含む3つのファンドを運用し、同社の旗艦ファンドであるJB Focusファンドは、年率利回り26.5％と高い運用実績を上げております。
 

以上