2011年9月9日
SBIホールディングス株式会社

 当社がアラブ首長国連邦アブダビ政府系Invest AD(アブダビ投資会社)と共同で運用するINVEST AD / SBIアフリカファンドは、この度、ルワンダ最大手の商業銀行であるキガリ銀行の新規株式公開に伴う売出しに参画し、同ファンドとして初めての投資を実行いたしましたので、お知らせ致します。

キガリ銀行について (http://www.bk.rw/)
 1966年に設立されたキガリ銀行は、ルワンダにおいて大企業、中小企業、リテール向けに幅広いサービスを提供する商業銀行で、同国の商業銀行で総資産、ローン、預金量において最大を誇っています。ルワンダの銀行業界は発展途上であり、成人の約80%が銀行口座を保有しておりません。今後の経済成長にともない、同業界の飛躍的な拡大が見込まれています。

正式名称Bank of Kigali Limited
所在地Plot No. 6112, Avenue de la Paix, Kigali, Rwanda
代表者Lado GURGENIDZE, CHAIRMAN
設立1966年
総資産2,465億RwF(約317億円、2011年6月末時点)
売上211億RwF(約27億円、2010年12月期)
税引後利益62億RwF(約8億円、2010年12月期)
従業員数500名(2011年6月末時点)
支店数38支店(2011年6月末時点)
                                  ※1RwF=0.1287円で換算

ルワンダ共和国について
 東アフリカに位置するルワンダ共和国は、2.63万平方キロメートル(四国の約1.5倍)の肥沃な国土を有しております。コーヒー・お茶などの農業が主要産業で、農業人口は国民の50%~60%程度を占める一方、サービス業がGDPの半分以上を占めています。
 1990~94年の内戦により同国経済は壊滅的打撃を受けましたが、農業生産の堅実な回復、ドナー国からの援助、健全な経済政策により1999年までにGDPは内戦前の水準に回復しました。その後も堅調な成長を続け、2000年代における平均実質GDP成長率は約8%となっております。
 なお、キガリ銀行が9月1日に上場したルワンダ証券取引所は、2008年1月に運営を開始したOTCマーケットを前身として2011年1月に開設されました。キガリ銀行のルワンダ証券取引所上場は、ルワンダ企業としてはハイネケン傘下のビール会社ブラワリア社に続いて2社目となります。

Invest AD / SBI アフリカファンドについて
当社およびアラブ首長国連邦アブダビ政府系のAbu Dhabi Investment Council(ADIC:アブダビ投資評議会)の子会社であるInvest AD(アブダビ投資会社)は、飛躍的な経済成長が見込まれるアフリカ諸国の有望な企業を投資対象とするファンドを合弁で設立しました。公開、未公開などのステージにかかわらず、資源や鉱業、製造業、金融部門など、成長が見込める分野に属する企業へ投資を行います。

名称INVEST AD / SBI AFRICA FUND, L.P.
設立年月日2011年1月11日
出資約束金75百万米ドル(当社およびInvest ADが50%ずつ出資)
投資対象アフリカの上場企業および未上場企業

 

以上