2011年11月10日
SBIホールディングス株式会社

 当社グループの運営ファンドの出資先で、日本国内でインターネット中古車流通事業を手掛ける株式会社オートサーバー(代表者:安達 正純、本社:東京都中央区、以下「AutoServer」)は本日、台湾の新興株式市場であるOTC市場へのプライマリー上場に向けた調印記者会見を現地にて行い、報道機関向けに下記の内容が発表されましたので、お知らせいたします。
 AutoServerは、台湾の資本市場で日本企業がプライマリー上場を目指す初のケースとなります。

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 日本におけるインターネット中古車流通事業を代表するAutoServer Co., Ltd.は本日、台湾OTC及び元大証券と共同で、台湾プライマリー上場に向けた調印記者会見を行いました。AutoServerは、台湾の資本市場で日本企業がプライマリー上場を目指す初のケースとなります。

 AutoServerは1997年に設立され、日本においてインターネット上で中古車市場にフォーカスしたマーケットプレイス・サービスを提供しています。中古車取扱業者がオークション会場の現場で入札競争を行うという従来の業態を大きく変え、インターネットを利用して日本全国80%以上のリアルの中古車オークション拠点を接続するプラットフォームを構築し、中古車取引のE-Commerce化を進めてきました。AutoServerは中古車流通市場に革新的なプラットフォームを提供することで、設立から今日まで既にカーディーラー、修理メンテナンスサービス業者、自動車輸出業者を含む35,000名を超える会員を獲得し、プラットフォーム上に出品される中古車数は年間650万台を超えています。更に既にあるプラットフォームを通じて自動車部品の流通市場も開拓し、日本のインターネット中古車流通事業のリーディングカンパニーとして、また日本のB2Bマーケットプレイスを代表する企業の一つとなっています。
 AutoServerの主要株主は、日本の著名な金融サービスグループであるSBI Holdingsの子会社で日本最大手のVCであるSBI Investmentが運用するファンド(出資比率50.57%)で、SBI Holdingsの業務範囲はアセットマネジメント・証券・投資銀行・及び不動産投資を含み、管理するファンド運用規模は5,239億円(2011年3月末現在)です。

 AutoServerが提供するE-Commerceのプラットフォームはリアルタイム(即時)、スピード(快速)、トラスト(信頼)をサービスの中核とし、日本全国に通用する厳格な自動車の出品検査基準を提供商品の評価方法として適用し、また会員に対しても厳格な入会ルールを持って、全ての会員の利益と契約の履行を確保しています。更に13年に渡る経験の蓄積を経て、既に完成され成熟した商品の出展方法、インターネットオークション、決済システム、物流管理に係わるプラットフォームを創り上げ、将来その他のE-Commerce領域に進出する準備を完了しています。この成功したビジネスモデルは全世界の自動車業界が興味を示しており、各国の事業協力パートナーを通じてビジネスモデルの移植をすることも進めています。AutoServerは今回の台湾プライマリー上場を通じて、戦略的提携パートナーを探し、SBI Holdingsグループが既に中国で持つリソースも活用しながら、日増しに勢いを増す中国大陸市場への事業進出を図ってまいります。

 AutoServer社長の安達正純は、「台湾資本市場はアジアでのインターネット技術の中核地域となる潜在力を十分に備えていると認識しており、会社の知名度及びグレーターチャイナ地域への進出にも有利であると判断しました。これが、台湾上場を決定した理由の一つです。また台湾OTCのAutoServerに対する大きな関心と台湾プライマリー上場を決定する過程で与えて頂いたご協力に深く感謝しています。今回元大証券、Deloitte会計士事務所と手を携えて、日本企業の台湾上場おける成功の先例になりたいと思っています」と述べています。

以上