2012年3月30日
SBIホールディングス株式会社

 当社は本日までに、当社連結子会社であるSBIアラプロモ株式会社(本年4月1日付でSBIファーマ株式会社に商号変更予定、本社:東京都港区、代表取締役執行役員CEO:北尾 吉孝、以下「SBIアラプロモ」)の株式のうち、当社子会社を通じて保有する一部株式を第三者である複数の事業会社等に譲渡する契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。また、本件譲渡に伴い特別利益を計上する見込みとなっておりますので、あわせてお知らせいたします。

1.譲渡の理由
 SBIアラプロモは、本年2月に第一種医薬品製造販売業許可を取得し、製薬企業として5-アミノレブリン酸(ALA)※を利用した医薬品、化粧品、健康食品の研究・開発等を積極的に推進しております。特に今後は、ALAを利用した創薬事業を加速させることから、このたびの株式譲渡により得た資金は、主にそのための先行投資資金として活用する予定です。なお、今回の譲渡先につきましては、今後のALA事業の成長に様々な角度から貢献できる相手先であることなどを考慮して決定いたしました。

2.譲渡前後における当社グループ議決権所有割合の状況
(1)  異動前の議決権所有割合  79.15%
(2)  異動後の議決権所有割合  73.32%

3.今後の見通し
 本件譲渡に伴う売却益約42億円を、2012年3月期連結決算における特別利益として計上する見込みです。

※ 5-アミノレブリン酸(ALA)とは:
 体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与するタンパク質の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

以 上