2012年11月8日
SBIホールディングス株式会社

 当社は、上海市政府直属の大型国有企業であり、上海市国有資産管理委員会管轄下唯一の情報産業系企業である上海儀電集団と、中国の情報産業を主な投資対象とする産業ファンド(以下、「本ファンド」)を共同設立することで既に合意しておりますが、このたび上海市金融服務弁公室・商務委員会より本ファンド管理会社の設立に関して、正式に最終承認を取得しましたので、お知らせいたします。

 今般設立される本ファンド管理会社は、支配権を有する形でファンドの運用・管理を行う日系金融機関の「股権投資管理会社」として、中国において初めて承認を得た事例となります。
本ファンド管理会社は、上海市工商行政管理局より営業ライセンスを取得し、本年11月中に設立を完了する予定であり、ファンド運用開始に向け、QFLP(Qualified Foreign Limited Partner、適格外国人有限責任組合員)認可の申請も検討してまいります。

 本ファンド管理会社の共同設立に関する最終承認は、昨今の日中関係悪化の影響を受けながらも取得できた成果であり、このたびのファンド設立を足がかりに、当社グループは今後も、これまで国内外において培ってきたファンド運営及び企業育成ノウハウ等を活かし、中国での投資事業の拡大を目指してまいります。

【新ファンドに関する概要】
1. ファンド管理会社無限責任組合員(GP)並びに管理会社として、共同設立する予定の米ドル建てファンドおよび人民元建てファンドの両ファンドを運用(なお、QFLP認可を取得した場合、上海儀電集団との合弁人民元建てファンドに変更)
2. 投資対象TMT(Technology, Media & Telecommunications)業界、特に知能化技術、ユビキタスネットワーク関連の情報サービス産業等の分野の中国企業

以上