2013年1月7日
SBIホールディングス株式会社
SBIファーマ株式会社
SBIホールディングス株式会社の子会社で 5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員CEO:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)は、がん化学療法による貧血(※2)を対象とした5-アミノレブリン酸塩酸塩を含む製剤の第Ⅰ相臨床試験を米国において実施するために、米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)に治験申請(IND:Investigational New Drug)を提出しましたのでお知らせいたします。
がん化学療法による貧血とは、がん化学療法剤の副作用の1つで、治療を受けているがん患者のうち、43.2%(※3)が貧血症状を有するとも言われております。現在、がん化学療法による貧血の治療においては、赤血球輸血やエリスロポエチン製剤が用いられていますが、それぞれ投与方法によっては副作用があり、処方に制限があります。このように、がん化学療法剤による貧血に対する決定的な治療法は現在確立されておらず、その開発が急務となっております。なお、5-アミノレブリン酸塩酸塩を含む製剤は、造血能を活性化することにより、貧血症状を改善することが期待されております。
SBIファーマは既に英国においても2012年12月より同治療薬の第Ⅰ相臨床試験を開始しております。今後FDAによる審査等を経て、米国での第Ⅰ相臨床試験を開始する予定であり、本試験では健康な被験者において本剤の安全性を検討し、次相臨床試験に繋げるものです。
SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、医薬品等の研究開発に努めてまいります。
以上