2013年3月21日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で 5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員CEO:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)は、2013年1月に湾岸諸国立大学であるArabian Gulf University (AGU)とバーレーンにおいて糖尿病に関する臨床研究を開始することで基本合意しておりましたが、このたび本契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

 国際糖尿病連盟の調査によると、バーレーンを始めとする中東諸国は糖尿病患者の比率が高い地域とされており、本契約締結により、ALAを利用した臨床研究の早期実施に向けて両者で準備を進めてまいります。今回の臨床研究では、SBIファーマはALAを主成分とする補助栄養剤を治験薬として提供し、Arabian Gulf Universityはバーレーンでの臨床研究に必要な人的資源や研究施設、病院等の指導・管理を行います。なお、今後SBIファーマとArabian Gulf Universityは共同で臨床研究実行委員会を設立し、同委員会にて具体的な臨床研究実施計画等を決定してまいります。
 SBIファーマはバーレーン政府と緊密に連携して事業を進めていくとともに、社会的責任の一環として世界中の一人でも多くの方の健康に携われるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、国内外のパートナーとの研究開発に努めてまいります。

【Arabian Gulf Universityとは】
 1981年に湾岸協力会議6か国によりバーレーンに設立された医学系総合大学で、湾岸諸国では最も古い医学教育の歴史をもつ。現在は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、オマーン、カタール、バーレーンの6か国が所有・出資・運営しており、2007年にはフレンチ・アラビアン ビジネススクールも開設されている。

(※1)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与するタンパク質の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、かいわれ大根等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

以上