2013年9月26日
SBIモーゲージ株式会社
SBIモーゲージ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:円山 法昭、以下「SBIモーゲージ」)は2013年9月26日開催の取締役会において、以下のとおり、SBIリース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:真鍋 修平、以下「SBIリース」)の全株式をSBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)から取得し、子会社とすることを決議いたしましたので、お知らせいたします。
1.株式取得の理由
SBIリースは、SBIグループのリース会社として、ICT分野向けのリース取引を中核サービスとして、現在は主に大手通信キャリアなどの大口顧客向けにリース関連事業を行なっております。
一方で、当社は2001年5月に日本初のモーゲージバンク(※1)として創業して以来、インターネットチャネルや対面型店舗を活用した全期間固定金利型住宅ローン商品の販売により、順調に事業を拡大してまいりました。現在、190店舗超の販売網を有し、住宅ローンを中心にBtoCのビジネス及び不動産会社チャネルを起点としてBtoBtoCのビジネスを展開しております。
今般のSBIリースの子会社化により、当社販売網を活用したリースを中心とするフィナンシャルソリューションの提供が可能になるとともに、当社顧客を対象とした個人向けリース等様々な展開が可能になると考えております。
今回の子会社化を収益拡大の契機と捉え、経営資源の統合により、営業力の強化、資金調達力の強化、経営の合理化を図ることにより、企業価値の増大を目指してまいります。
(※1)証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関。
(1)取得株式数、取得金額および取得前後の所有株式の状況
[1] 取得の相手先 | SBIホールディングス株式会社 |
[2] 取得株数 | 12,600株 |
[3] 取得金額 | 4,300,002千円 |
[4] 発行済株式総数に対する割合 | 100%(発行済株式総数 12,600株) |
[5] 取得前の所有株式数及び所有割合 | - |
[6] 取得後の所有株式数及び所有割合 | 12,600株(100%) |
株式売買契約締結日(予定):2013年10月1日
株式売買代金の払込日(予定):2013年10月10日
日比谷監査法人によるSBIリース株式価値算定結果
DCF法:4,045百万円~4,678百万円(中央値4,331百万円)
類似企業比較法:3,889百万円~4,723百万円(中央値4,306百万円)
当社は、その算定結果を対価決定の基礎として、SBIホールディングスと慎重に交渉・協議を行い、本株式取得価格により本株式取得を行うことを、2013年9月26日開催の取締役会で決議いたしました。
SBIホールディングスの代表取締役を兼務している当社取締役北尾吉孝氏は当社における意思決定の公正性を担保し、利益相反を回避する観点から、本株式取得に係る当社の取締役会の審議及び決議に参加しておりません。
3.取得する子会社の概要(2013年3月31日現在)
(1)名称 | SBIリース株式会社 | ||
(2)所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー | ||
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役 真鍋 修平 | ||
(4)事業内容 | ICT分野を中心とした総合リース業及びインターネットによるリース関連見積もりサイト等の運営 | ||
(5)資本金 | 780,000千円 | ||
(6)設立年月日 | 1999年11月 | ||
(7)大株主及び持株比率 | SBIホールディングス100% | ||
(8)当社と当該会社との間の関係 | SBIリースは当社親会社であるSBIホールディングスの子会社であります。なお、資本的関係、人的関係、重要な取引関係の該当事項はありません。 | ||
(9)当該会社の直近3年間の単体経営成績及び単体財政状態(単位:千円)※J-GAAP基準 | |||
決算期 | 2011年3月期 | 2012年3月期 | 2013年3月期 |
資産総計 | 26,618,205 | 22,302,884 | 21,596,843 |
負債総計 | 23,293,577 | 18,887,850 | 17,880,419 |
資本総計 | 3,324,627 | 3,415,034 | 3,716,424 |
資本金 | 780,000 | 780,000 | 780,000 |
売上高 | 5,964,558 | 5,978,362 | 5,301,664 |
当期純利益 | 442,768 | 391,546 | 301,390 |
4.今後の見通し
当社は、2013年10月10日をもって、SBIリースの株式を取得し子会社とすることから、2013年10月から2014年3月までの下半期の業績を、当社の当期業績に連結いたします。その結果、増収増益効果が見込まれます。
なお、今後は韓国における事業展開について、モーゲージバンク事業と併せてリース事業についても検討してまいります。また、将来的には、韓国におけるモーゲージバンク事業及びリース事業等を通じて、SBIホールディングスの韓国における子会社である株式会社SBI貯蓄銀行との協業についても検討してまいります。