2013年10月10日
SBIホールディングス株式会社

 当社は、上海大手金融・不動産国有企業である上海陸家嘴(集団)有限公司(本社:中華人民共和国上海市、英文社名:Shanghai Lujiazui Development (Group) Company Limited、以下「陸家嘴集団」)、及び中国最大の農牧民営企業である新希望集団有限公司(本社:中華人民共和国成都市、英文社名:New Hope Group CO., LTD.、以下「新希望集団」)と、上海自由貿易試験区(FTZ)におけるオンライン金融事業の共同展開に向けて戦略的提携を行うことで基本合意しましたので、お知らせいたします。

 陸家嘴集団は1990年に設立された上海市政府直属の大型国有企業であり、上海市政府管轄下唯一の総合金融・不動産グループです。主要事業は、上海市政府管轄金融機関の株式保有・管理、国家レベルの開発プロジェクトとして設置された「上海陸家嘴金融貿易区」の開発、及び関連商業不動産開発・運営や公共インフラ施設の建設であり、傘下に上海陸家嘴金融貿易区開発(中国A株市場上場)のほか、愛建証券及び陸家嘴信託等、多数の金融・不動産関連企業を有しております。

 一方、新希望集団は1982年創業の中国最大の農牧企業であり、中国民営銀行最大手である中国民生銀行の筆頭株主、かつ民生人寿保険の創業時からの株主です。畜産用飼料、畜産、畜肉加工品を主体とした農牧事業、乳製品、資源化学、不動産開発、事業投資、金融等の事業を中国国内で展開しており、傘下には400社超の企業及び6万人超の従業員を有しております。畜産用飼料の取扱量及び家禽の処理羽数では中国第一位でそれぞれ10%以上のシェアを占め、2012年の連結売上高は806億元(1兆2,815億円、1人民元=15.90円で換算)に達しております。

 このたび合意した戦略的提携に基づき、2013年9月29日より正式に開設された上海自由貿易試験区におけるインターネットを駆使した金融事業の共同展開について、今後3社で協議してまいります。当社が日本で実績を誇るオンライン金融ノウハウや専門的な知識を、提携パートナーの経営資源や政府支援と融合させ、中国での新しい金融市場の開拓に挑んでまいります。

(参考)上海自由貿易試験区について
上海自由貿易試験区(FTZ)は、中国政府が経済のグローバル化に合わせて積極的な対外開放政策として開設した特別地域です。金融、投資、貿易分野の大幅な規制緩和、人民元交換や金利自由化など金融改革の実験台に位置付けられております。

以上