2015年1月14日
SBIホールディングス株式会社
SBIファーマ株式会社

SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)は、ALAを有効成分とする高脂血症、糖尿病、高血圧、肩こり、更年期障害、白髪、しわ、肥満、冷え性、及び便秘からなる群から選ばれる1種又は2種以上の成人病の予防・改善組成物に関して、このたび日本での特許を取得いたしましたのでお知らせいたします。

【特許番号】 特許第5665544号
【発明の名称】 5-アミノレブリン酸若しくはその誘導体、又はそれらの塩を有効成分とする成人病の予防・改善剤
【特許権者】 SBIファーマ株式会社
【特許出願日】 2009年10月27日

なお海外では、糖尿病(IGT(※2)を含む)罹患率が24.6%と非常に高い(※3)バーレーンを中心に中東地域への事業展開を進めており、バーレーン国防軍病院(Bahrain Defense Force Royal Medical Service Hospital)糖尿病診療科においてALAを利用した2型糖尿病の臨床研究を開始しております。その他、湾岸諸国立大学Arabian Gulf Universityの附属病院やRCSIバーレーン医科大学(Royal College of Surgeons in Ireland - Medical University of Bahrain)でも同臨床研究の準備を進めております。
また、広島大学(Higashikawa F et al. Nutrition. 2013 Jul-Aug; 29(7-8): 1030-6)、ハワイ大学(Rodriguez, BL et al. Clin. Trans. Sci. 2012 Aug; 5(4): 314-20)および東京大学医科学研究所(Yamashita N et al. Functional Foods in Health and Disease 2014; 4(9) 415-428)と共同で行った臨床研究の結果を論文発表しております。

SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、医薬品等の研究開発に努めてまいります。

(※1)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与するタンパク質の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。
(※2)IGT:耐糖能異常 (Impaired Glucose Tolerance)
(※3)出所:国際糖尿病連合 IDF Diabetes Atlas 6th Edition

以上