2015年8月27日
SBIホールディングス株式会社

 当社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)はこのたび、当社子会社で中国事業統括会社である思佰(スーバイ)益(イー)(中国)投資有限公司(以下「SBI China」)が、上海市政府直属の大型国有企業であり、上海市国有資産管理委員会管轄下の主要な情報産業系企業である上海儀電(集団)有限公司(本社:中華人民共和国上海市、英文社名:INESA (Group) Co., Ltd.、以下「儀電集団」)と、中国でのリース業務を目的とした合弁会社(以下「合弁リース会社」)を上海自由貿易試験区(FTZ)に共同設立することに関して合弁契約書を締結いたしましたので、お知らせいたします。
 本合弁リース会社は、上海自由貿易試験区(FTZ)より営業ライセンスを取得し、本年9月の設立を目指しております。

 近年、中国のリース市場は急成長しており、2014年末時点で中国におけるリース契約残高は約3.2兆人民元(約64兆円)に達し、2013年末時点の約2.1兆人民元(約42兆円)より52.4%増加しました(※1)。一方、中国におけるリース比率(設備投資額に対するリース取扱高)は米国やドイツ等先進国に比べて遥かに低く(※2)、中国の潜在的なリース市場はまだ発展段階にあり、成長の余地は非常に大きいと言えます。また、中国政府当局による「第12次五ヵ年計画期間におけるリース業の発展方針」等の計画が打ち出されたことからも、中国のリース業界を取り巻く環境が整備されつつあり、今後更なる成長が期待できるマーケットです。
 儀電集団は近年情報産業の注目分野である「スマートシティ」生態系の構築を図っており、スマート交通・住宅・水資源・政務・教育・医療など様々な事業を展開してきました。そのため今後も「スマートシティ」プロジェクトに参加する企業向けに継続的なリースニーズが見込まれます。
 SBI Chinaは日本で実績を誇る金融ノウハウや専門的な知識を、儀電集団の業務資源と融合させ、中国でのリース市場の開拓に挑み、業界を先駆ける金融サービス事業の展開を目指してまいります。

【合弁リース会社の概要】
商号儀電思佰益融資租賃(上海)有限公司
(英語表記:INESA-SBI Leasing (Shanghai) Co., Ltd.)
(日本語表記:儀電SBIリース(上海)有限公司)
所在地上海自由貿易試験区(FTZ)金海路1000号11棟215室
設立2015年9月予定
資本金3億人民元(約60億円)
出資比率儀電集団 65%、SBI China 35%
事業内容ファイナンス・リース業務、オペレーティング・リース業務、ファクタリング業務
※ 中国各関連当局から許認可を受けることを前提としております。

(※1)中国産業研究ネットワーク調べ
(※2)「2014年中国融資租賃産業深度分析報告」より

以上