2015年11月12日
SBIファーマ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)は、ALAを含有する二日酔いの予防剤及び/又は治療剤に関して、このたび日本での特許を取得いたしましたのでお知らせいたします。

【特許番号】特許第5809291号
【発明の名称】二日酔いの予防剤及び/又は治療剤
【特許権者】SBIファーマ株式会社
【特許出願日】2012年11月30日

 アルコールの過剰摂取を原因とする二日酔いは、摂取した当人に不快な身体症状をもたらすのみならず、そのために勤務への支障、事故の誘発、家庭や職場での人間関係の悪化など、様々な社会的損失をもたらすため、二日酔いの予防剤・治療剤の開発は愛飲家からもまた社会の要請としても切望されてきました。今回の特許取得に関しては、アルコールの過剰摂取を原因とする二日酔いには個人差があることに注目し、体内物質の産生量の差が二日酔いの程度の個人差につながっているという仮説のもと、関連する体内物質を幅広く検索し、検討を重ねた結果、ALAが二日酔いの予防・治療に有用である可能性を見出したことを端緒としています。

 SBIファーマは世界中の一人でも多くの方の健康に携われるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、研究開発に努めてまいります。

(※)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

以上