2015年11月12日
SBIファーマ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)は、ALAを含有するエリスロポエチン産生促進剤に関して、このたび日本での特許を取得いたしましたのでお知らせいたします。
 なお、本特許は国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:里見 進)と共同で出願したものです。

【特許番号】特許第5818905号
【発明の名称】エリスロポエチン産生促進剤
【特許権者】SBIファーマ株式会社、国立大学法人東北大学
【特許出願日】2012年10月5日

 エリスロポエチンとは、アミノ酸165個からなるホルモンの一つで、主に腎臓で生成され、赤血球の産生を促進します。一方で、このエリスロポエチンの産生低下は貧血等を引き起こします。今回の特許取得に関しては、東北大学との共同研究の結果、ALAがエリスロポエチンの産生低下を抑制する作用を見出したことを端緒としています。

 SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、医薬品等の研究開発に努めてまいります。

(※)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

以上