2016年1月8日
SBIファーマ株式会社

SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾 吉孝、以下「SBIファーマ」)は、腫瘍診断に関して、このたび日本での特許を取得しましたのでお知らせいたします。

【特許番号】特許第5836402号
【発明の名称】腫瘍診断剤
【特許権者】SBIファーマ株式会社
【特許出願日】2013年1月15日

日本人の死因の第一位であるがんは、早期発見・早期治療が治療効果を上げる最善の方法であり、がんを早期に診断できる技術の開発が望まれています。がんの早期発見の目的で腫瘍マーカーが研究されていますが、これまで全てのがんを精度よくカバーできる腫瘍マーカーは発見されていませんでした。
ALAを投与するとがんのみにポルフィリンが蓄積することが知られており、脳腫瘍では医療用医薬品としてすでに臨床の場で使用されています。今回、少量のALA摂取後の尿中のポルフィリンを測定することでがんの早期発見が可能なことを見いだし、特許を取得いたしました。

SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、研究開発に努めてまいります。

(※)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

以上