2016年10月3日
SBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社

SBIグループと世界最大級の債券運用残高を誇るPacific Investment Management Company, LLC(本社:米国カルフォルニア州、以下「ピムコ社」)との合弁で設立された運用会社であるSBIボンド・インベストメント・マネジメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:堀井 正孝、以下「当社」)は、このたび国内初の外貨建ての国内籍投資信託(適格機関投資家向け私募)の設定・運用を開始いたします。

日本ではマイナス金利の環境下において、円資産での運用が益々厳しくなっている中で、機関投資家の外貨建て資産への投資ニーズが拡大し、多くの運用商品がございます。一方で投資信託において、こうしたニーズに対応する外貨建ての投資信託は、これまで外国で設定された外国籍の外貨建て投資信託を日本に持ち込んで提供する形態しかなく、余分なコストや手間暇が投資家の負担となっておりました。

そこで当社は今回、適格機関投資家向けに、外貨建ての国内籍投資信託の設定・運用を国内で初めて行います。この外貨建ての投資信託を活用することにより、既に保有している外貨や新たに調達する外貨をそのまま投資することが出来るようになるほか、グローバルに事業を展開する国内の事業会社も、実際の取引で発生した実需の外貨をそのまま運用することが出来るようになるメリットがあります。また、これまでのような外国籍の投資信託ではなく、国内で設定・運用を行う国内籍の外貨建て投資信託を提供することで、投資家のコスト等の負担を軽減し、投資家の利便性の向上、ひいては投資家の的確な資産運用のニーズに対応できると見込んでいます。また、機関投資家ならびに事業会社の資産運用ニーズに対応する今回の運用商品のみならず、個人投資家においても、外貨建て投資信託での運用ニーズは高いと思われるため、公募での外貨建て投資信託の設定の可能性の追求にも努めてまいります。

今後も当社は、SBIグループの持つインターネット金融の革新性と、共同出資社で世界最大級の資産運用会社であるピムコ社の持つ債券アクティブ運用に対する高度な運用力を融合することで、リスクを抑えた商品へのニーズに応え、投資家の長期の資産形成をより低コストで実現できる魅力的な運用商品を提供し、投資家のすそ野の拡大と長期的な資産形成に貢献いたします。

以上

※当社調べ