2016年12月26日
SBIホールディングス株式会社

当社は、当社の持分法適用関連会社(※1)であり、世界中で眼疾患に悩む皆さまの視力維持と回復に貢献することを目的に、イノベーションをさまざまな医薬品・医療機器の開発および実用化に繋げる眼科医療ソリューション・カンパニーである窪田製薬ホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役会長、社長兼最高経営責任者:窪田 良、以下「窪田製薬ホールディングス」)との間で、眼科領域での医薬品・医療機器開発の発案、資金調達および管理機能を持つインキュベーションカンパニーとなる合弁会社の設立に関する基本合意書を締結いたしましたのでお知らせいたします。

1. 基本合意に至った背景と目的

当社は、金融サービス事業、アセットマネジメント事業に加えてバイオ関連事業を主要事業の一つとして位置づけ、事業展開をしております。一方、窪田製薬ホールディングスは、眼科医療において、失明を撲滅することを目標とし、医薬品・医療機器の開発を進めております。
このたび、当社と窪田製薬ホールディングスは、当社グループの長年にわたるバイオ領域への投資実績と窪田製薬ホールディングスの眼科領域におけるグローバルなネットワークおよび同分野における技術開発力をもとに、共同で医薬品・医療機器開発の発案、資金調達および管理機能を持つ合弁会社を設立することについての基本合意に至りました。
なお、本合弁事業の目的である医薬品・医療機器開発は、プロジェクトごとに子会社を設立し(以下「SPC」)、当該SPCにおいて行う予定です。最初のプロジェクトは眼科領域におけるモバイルヘルス(mHealth)(※2)関連の製品開発を予定しております(当社から拠出する開発資金の総額は10億円を想定)。独自のモバイルヘルス・プラットフォーム構築を目指すとともに、窪田製薬ホールディングスの医薬品開発事業とのシナジーを創出し、将来的な共同開発および開発基盤拡大の可能性を検討する予定です。

2. 合弁会社の主な概要

当社と窪田製薬ホールディングスは以下の事項に関して合意していますが、合弁会社の商号その他具体的な内容については、今後両社協議の上で決定いたします。

事業内容 医薬品・医療機器開発の発案、資金調達および管理機能(予定)
出資比率 当社49%、窪田製薬ホールディングス 51%(予定)

なお、当社と窪田製薬ホールディングスは、2017年6月(予定)に会社名、本社所在地、代表者等を含む本合弁事業の諸条件を含む最終契約を締結する予定です。具体的な内容につきましては、最終契約の締結後、速やかにお知らせいたします。

3. 今後の日程
2016年12月26日 基本合意書の締結
2017年6月 最終契約の締結および合弁会社設立(予定)

4. 今後の見通し
 本件に伴う業績への影響は軽微なものであると考えております。

(※1)2016年12月13日現在、当社グループは窪田製薬ホールディングスの発行済普通株式の37.59%保有しています。
(※2)モバイルヘルスとはスマートフォン、ウェアラブルデバイスなどの携帯および可搬型通信端末を医療行為、医療データ管理、診断、モニタリングなどに利用することを指します。

以上