2017年2月28日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)の100%子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、同社が運営する「FinTechファンド」等を通じて、株式会社Cogent Labs(本社:東京都渋谷区、代表取締役:飯沼 純、エリック ホワイトウェイ、以下「コージェント ラボ社」)へ出資を行うこととなりましたのでお知らせいたします。また、今回、コージェント ラボ社には、トッパン・フォームズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂田 甲一)も出資を行う予定です。

 コージェント ラボ社は、最先端の人工知能の研究・開発を行っている日本発のスタートアップ企業です。日本の労働生産性向上をミッションに掲げ、人工知能を活用した様々なサービスの開発を進めています。独自のアプローチと、世界10カ国以上からリサーチャーやエンジニアを採用し、最先端の人工知能に関する研究や技術を活用することで、「様々な情報を知覚する」技術の開発に成功しました。今後、日本から世界最高水準の商品・サービスの提供をしてまいります。
サービスの第一弾として、2017年4月より印字・手書き文字の認識サービス「Tegaki」の提供を予定しています。この「Tegaki」は、ディープラーニング(深層学習)の技術をベースに、複数のニューラルネットワークを組み合わせ、業界最高水準の文字認識率を実現しました。とりわけ、既存技術では読み取りが難しかった手書き文字をスピーディーに自動データ化することが出来るため、手入力作業にかかる業務の効率化とコスト削減に貢献します。既に、大量の書類を保有している金融機関をはじめとした多数の企業からご関心をお寄せいただいています。
今後は音声認識や動体認識等の技術と最先端の人工知能の技術を組み合わせて、企業の労働生産性の向上に資するサービスの提供に努めてまいります。

 SBIインベストメントは2015年12月にFinTech事業領域への投資を目的として「FinTechファンド」(名称:FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合、出資約束金額:300億円)を設立しました。同ファンドを通じて、国内外のFinTech事業領域の有望なベンチャー企業への投資を積極的に進めると同時に、出資者と投資先企業によるオープンイノベーションの支援を通じて、出資者によるFinTechの導入・活用の推進ならびに投資先企業のバリューアップを実施してまいります。
SBIグループでは引き続き、FinTech企業の先駆けとして培ってきたオンライン金融事業を中心とする知見を活かしながら、FinTechベンチャーへの投資を拡大していくとともに、グループ内の金融サービス事業にも最先端のFinTech領域を順次取り入れていきたいと考えております。

【コージェント ラボ社の概要】
名称 株式会社Cogent Labs
本社所在地 東京都渋谷区代官山町20-23 TENOHA LAB
代表者 飯沼 純
エリック ホワイトウェイ
事業内容 最先端の人工知能研究・開発とその関連ソリューションの提供
URL https://cogent.co.jp/

以上