2017年3月15日
SBIホールディングス株式会社
SBIインベストメント株式会社
SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)の100%子会社で、ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理を行うSBIインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、同社が運営する「FinTechファンド」等を通じて、solarisBank AG(本社:ドイツ・ベルリン、以下「solarisBank社」)への出資を行いましたのでお知らせいたします。
solarisBank社はAPI※を通じて銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ローン、決済といった銀行機能をサービス毎に提供可能とするプラットフォームを運営しており、ドイツにおいて銀行免許を取得しています。solarisBank社とのAPI接続により、Eコマース企業やFinTech企業といったパートナー企業は、短期間に必要な銀行機能のみを提供することが可能になります。
FinTech領域においては、銀行APIとの接続による画期的な金融サービスの登場が期待されており、ヨーロッパにおいても銀行がAPIを開放する動きが広がっています。今後、日本をはじめアジア地域においてもこうした動きに追随することが予想されます。
solarisBank社は今後、ヨーロッパに加え、アジア諸国への海外展開を目指しており、SBIグループとアジア地域を事業対象とする合弁会社の設立を予定しております。
SBIインベストメントは2015年12月にFinTech事業領域への投資を目的として「FinTechファンド」(名称:FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合、出資約束金額:300億円)を設立しました。同ファンドを通じて、国内外のFinTech事業領域の有望なベンチャー企業への投資を積極的に進めると同時に、出資者と投資先企業によるオープンイノベーションの支援を通じて、出資者によるFinTechの導入・活用の推進ならびに投資先企業のバリューアップを実施してまいります。
SBIグループは引き続き、FinTech企業の先駆けとして培ってきたオンライン金融事業を中心とする知見を活かしながら、FinTechベンチャーへの投資を拡大していくとともに、SBIグループの金融サービス事業にも最先端のFinTech領域を順次取り入れていきたいと考えております。
本社所在地 | : | Anna-Louisa-Karsch Str. 2, 10178 Berlin, Germany |
代表者 | : | CEO Roland Folz/ CCO Marko Wenthin/ COO Andreas Bittner |
事業内容 | : | APIを通じて銀行機能を提供するプラットフォームの運営 |
設立年月 | : | 2016年3月 |
URL | : | https://www.solarisbank.de/ |
※Application Programming Interfaceの略、ソフトウェアの機能や管理するデータ等を、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための仕組み
以上