2017年4月21日
モーニングスター株式会社

投資信託をはじめとした総合金融情報を提供するモーニングスター株式会社(本社:東京都港区、代表者:朝倉 智也、以下モーニングスター)は、国内企業としては初めて、AI(Artificial Intelligence、人工知能)を活用した米国株式決算速報ニュースの提供を開始いたします。

2016年11月の米国大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ大統領への期待などから、米国株式の主要株式指標であるNYダウ工業株30種平均は史上初の20,000ドルを突破するなど、米国株式市場は騰勢を強めており、国内の投資家においても米国株式への投資意欲は一層高まっている状況です。そうした中、株式の発行元となる米国企業の情報については、日本語での情報が少なく、投資の参考となる情報の拡充が急務となっています。

今回モーニングスターが提供する米国株式速報ニュースは、米証券取引委員会(SEC)で公表された米企業の臨時報告書(8-K)から、AIが売上高やEPS(1株利益)など主要項目のデータを収集し、自動で日本語に翻訳された記事が配信されるサービスです。8-Kは企業ごとにフォーマットが異なっており、決まった項目を収集するには、項目を識別する「知能」が必要となります。作成されたニュースは8-Kが公表された後、数分程度で自動配信されます。

今回提供する速報ニュースの対象社数は500社を超える予定であり、第一弾として、SBI証券の外国株式の口座開設者向けに提供いたします。

既に、モーニングスターでは国内企業のAIを活用した決算速報ニュースを2016年4月1日より提供しており、投資家の投資銘柄の選定および売買タイミングの判断などに活用されております。

今後も、AIやFinTechなどの新しい知能や技術を積極的に活用し、投資家の的確な資産運用に貢献してまいります。

なお、当期の連結業績に与える影響は軽微であります。

以上