2017年9月19日
SBIホールディングス株式会社

当社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)は、米運用会社CoVenture Holding Company, LLC(本社:アメリカ合衆国ニューヨーク州、以下「CV社」)との間で、仮想通貨関連の様々な事業において協業して取り組んでいくことで覚書を締結いたしましたのでお知らせします。

CV社は新興アセットクラスへの投資に特化したブティック型の運用会社で、これまでベンチャー投資や直接融資のファンドにおいて高いパフォーマンスを実現しています。また、CV社は仮想通貨に高い知見を持つ投資家やアドバイザーが参画していることから、仮想通貨を新たな戦略的投資対象としてファンドの組成・運営を行う予定となっています。

当社では投資家の多様なニーズに応えるべく仮想通貨の取引所運営事業への参入に向け、SBIバーチャル・カレンシーズを設立したほか香港でのGlobal Max(仮称)の開業準備を進めるなど、仮想通貨関連の事業展開を進めてまいりましたが、この度これらの取組みの一環として、CV社との間で下記の件について協業することで合意いたしました。

・CV社への出資
・CV社が設立する仮想通貨ファンドの運営会社への出資
・日本における仮想通貨ファンドの組成やマーケティングをはじめとした投資助言・仲介サービスを提供する合弁会社の共同設立

近年、ビットコインをはじめとした仮想通貨は世界各国のメディアでも大きく取り上げられるほど高い関心を集め、既に活発な取引が行われています。また日本では、2017年4月に施行された改正資金決済法において、仮想通貨が財産的価値をもつ支払手段の1つとして定義されたほか、2017 年7月には仮想通貨の売買取引について消費税が非課税となり、仮想通貨取引を取り巻く事業環境は整備が進んでいる状況にあります。

こうした背景を踏まえ当社は、投資家の多様なニーズに応え新しい価値資産の運用機会を提供するべく仮想通貨を用いた発展的なサービスの開発に努めるとともに、仮想通貨関連の新たな金融生態系の構築に向けて今後も仮想通貨関連の様々な事業を積極的に展開してまいります。

以上