2017年12月1日
SBIホールディングス株式会社
慶應義塾大学SFC研究所

SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)と慶應義塾大学SFC研究所(所在地:神奈川県藤沢市、所長:田中 浩也)は、老化に伴う疾患の5-アミノレブリン酸(ALA)による改善作用に関する共同研究のため、川崎市産業振興財団が運営する先端医療の研究拠点であるナノ医療イノベーションセンター(iCONM)内に「慶應SBI ALA研究室」を開設しましたのでお知らせいたします。

慶應義塾大学SFC研究所では産学連携による先端的研究を推進するため、2001年より先端的研究ミッションを持つ研究グループである「ラボラトリ(ラボ)」制度を開始しております。慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボ(代表者:坪田 一男 慶應義塾大学医学部 眼科学教室教授、渡辺 光博 同大学院政策・メディア研究科教授)とSBIホールディングスは、本年4月のプレスリリースでお知らせしましたとおりALAに関する共同研究を開始しておりますが、10月にはALA研究の第一人者であるSBIファーマ株式会社の田中徹(代表取締役執行役員副社長)が慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授にも就任し、今後は「慶應SBI ALA研究室」を通じて一層密接に連携し、共同研究を進めてまいります。

ALAは体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸で、ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。現在、ALAについては様々な疾患の治療を目指す医薬品の基礎研究等が進展するほか、健康食品・化粧品の成分としても使用されるなど、ALAの生理機能の解明と多岐に渡る様々な分野への応用が大きな注目を集めています。
SBIホールディングスではALAが医薬品、健康食品、化粧品分野への多岐に渡る応用が可能であると考え、グループ企業のSBIファーマ株式会社を通じてALAを利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を国内外で進めており、またSBIアラプロモ株式会社を通じて機能性表示食品等の開発も進めております。

SBIホールディングスと慶應義塾大学SFC研究所はALAによる抗加齢医学的研究を通じて、世界中の一人でも多くの方の健康に携われるよう、ALAの様々な可能性を追求してまいります。

【研究室の概要】
名称 慶應SBI ALA研究室
開設日 2017年12月1日
場所 ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)内(神奈川県川崎市)
研究課題名 「アミノレブリン酸(ALA)による抗加齢医学的研究の推進」

以上