2018年7月19日
SBIクリプトインベストメント株式会社

 SBIホールディングス株式会社の100%子会社で、デジタルアセット関連ベンチャー企業などへの投資を行うSBIクリプトインベストメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:北尾 吉孝)は、このたび風力発電による電力を活用したデータセンター運営を米国で行うLancium Technologies Corporation(本社:カナダ、代表者:Michael McNamara、以下「Lancium社」)へ出資いたしましたので、お知らせいたします。この出資により、SBIグループによるLancium社への出資比率は30%になります。

 Lancium社は米国テキサス州で主に事業を展開しております。テキサス州ではCompetitive Renewable Energy Zone(CREZ)が2008年に策定され、これに基づいて大規模な風力発電所と送電網の開発プロジェクトが推進されてきました。その結果、集合型風力発電所が多数存在しており、その風力発電設備の出力値はおよそ21ギガワットで、全米50州の中で最も高い値です※。
 Lancium社は、こうした風力発電所から余剰電力を買取り、同社の運営するデータセンターへ供給し、独自のモジュールを運営しています。企業は、同社のモジュールを通じて、クリーンエネルギーを用いた仮想通貨マイニングを行うことができます。SBIグループはビットコインキャッシュ(BCH)を中心としたマイニングを推進しており、この取り組みを今後さらに加速させるうえで、Lancium社との連携を推進してまいります。

 SBIグループではデジタルアセットを基盤とする生態系の構築に向けて、デジタルアセット関連ベンチャー企業への出資・提携を拡大しています。引き続き高い技術力を有するデジタルアセット関連ベンチャー企業への出資・提携に注力するとともに、SBIグループ内の既存のデジタルアセット関連各社とのシナジー追求を図ってまいります。

※American Wind Energy Association「American wind power reports best first quarter since 2009」(2017年5月2日付)より

【Lancium社の概要】
代表者 Michael McNamara, CEO and co-founder
事業内容 風力発電の余剰電力集約、マイニングモジュールの開発、データセンターの運営

以上