2018年9月11日
SBIホールディングス株式会社

 当社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)は、ロシアの政府系ファンドであるロシア直接投資基金(Russian Direct Investment Fund(RDIF))と共同で、ロシアの民間銀行PJSC Sovcombank(本社:モスクワ、頭取:Dmitryドミトリー Gusevグセフ、以下「Sovcombank」)へ出資いたしましたので、お知らせいたします。なお本出資は2018年9月10日にウラジオストクで行われた日露首脳会談における日露経済協力の成果文書に含まれております。

 Sovcombankの総資産は8,890億ルーブル(約1.5兆円※)でロシア国内の民間銀行の総資産規模で4位に位置しており、また住宅ローンとオートローンでは民間銀行の中でトップシェアを誇ります。ロシア国内1,039の都市に2,555店舗のライトオフィス網を展開しており、390万人以上の顧客を有しています。Sovkombankは金庫や現金受け渡し窓口を持たない独自のオフィスモデルを採用することで、その運営コストを最小限に抑え高い収益をあげています。現在Sovcombankは新規株式公開を目指しており、このたびの資金調達は更なる業容拡大に向けた資本増強を目的としております。

 SBIグループでは、2016年5月の日露首脳会談で安倍首相よりプーチン大統領に提示された日露経済協力8項目の具体化に資する取り組みを進めています。2018年5月にRDIFと同国のFinTech分野およびバイオテクノロジー分野を対象とした共同投資に関する契約を締結するとともに、幅広くロシアでの投資活動における協力体制の構築を進めてきており、このたびの共同出資に至りました。SBIグループは引き続き、日露の架け橋として両国の経済・金融の一層の発展に貢献してまいりたいと考えております。

※1ルーブル=1.65円で円換算

以上