2019年12月26日
SBIホールディングス株式会社

 当社の100%子会社で金融サービス事業の中間持株会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:髙村正人)は、株式会社ダブルスタンダード(本社:東京都港区、代表取締役:清水康裕、以下「ダブルスタンダード」)と資本業務提携契約書を締結いたしましたのでお知らせいたします。

1.業務提携および資本提携の経緯および目的
 ダブルスタンダードは、独自の基盤技術を活用し、数多くの大手企業との取組みで培った知見をもとに、企業の新たなサービスを創出する企画開発プロバイダーです。業務ヒアリングにより企業課題を顕在化させ、人工知能(AI)搭載型OCR(光学式文字読取システム)を用いたサービスやデータクレンジングサービスなどさまざまなサービスを提供することで、それらの課題解決を支援しており、既に当社グループの株式会社SBI証券や株式会社SBIネオモバイル証券では口座開設システムで、SBI損害保険株式会社では自動車保険のリアルタイム見積りサービスで、ダブルスタンダードの開発したAI搭載型OCRを活用しております。

 また、当社グループは現在、地域金融機関の活性化を通じて地方創生に貢献するべく、グループを挙げて、さまざまな取組みを進めております。当該プロジェクトの一環として、当社グループ各社や当社グループの投資先企業が有する商品・サービス・ノウハウなどを最大限に活用することで、地域金融機関の収益力強化とそれに伴う企業価値向上を図る取組みを進めております。

 そこで、この度、大手企業の課題解決の実績を持つダブルスタンダードと資本業務提携契約を締結し、引き続き、株式会社SBI証券をはじめとする当社グループ各社に対し、フィンテックサービスのスムーズな導入、多様なITサービスによる売上拡大や低コスト化の促進を図るとともに、当社グループと提携する地域金融機関等への業務ヒアリングおよび課題抽出を通じて、地域金融機関等の業務効率化にも貢献することで、両社の事業の成長・拡大を目指すことにいたしました。

2.業務提携の内容
(1)ダブルスタンダードによる当社グループへの横断的な業務コンサルティングを通じたサービスの企画およびオペレーションコストの削減
(2)ダブルスタンダードによる現地訪問を含めた地域金融機関等の担当者とのコミュニケーションによる課題の整理、改善可否等の判断と、改善可能課題に対する業務コンサルティングならびに必要に応じた両グループの保有するソリューション等の提供
(3)当社グループとダブルスタンダードによるシステムの共同開発およびサービスの企画

3.出資の内容
 当社子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社等が、ダブルスタンダードの主要株主である中島正三氏よりダブルスタンダードの普通株式合計1,018,500株(自己株式を除く発行済株式数に対する割合15.13%)を市場外取引により取得する予定です。

4.資本業務提携先の会社概要
(1)商号 株式会社ダブルスタンダード
(2)代表者 代表取締役社長 清水康裕
(3)所在地 東京都港区赤坂三丁目3番3号
(4)設立日 2012年6月6日
(5)資本金 262百万円
(6)事業内容 企業向けビッグデータの生成・提供
データ生成過程で培った技術を活用したサービス企画・システム開発
5.日程
(1)資本業務提携契約締結日 2019年12月26日
(2)株式譲受日 2019年12月27日

6.今後の見通し
 本資本業務提携による当社連結業績への影響は軽微であると考えております。

以上