2020年4月30日
SBIホールディングス株式会社
SBI Royal Securities Plc.

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)のカンボジアにおける証券事業子会社であるSBI Royal Securities Plc.(本社:カンボジア王国プノンペン市、CEO:志方 修三、以下「SBIロイヤル証券」)は、同社が主幹事を務める、カンボジアの流通大手RMA (Cambodia) PLC(以下「RMAC社」)の発行する社債が、同国で初となるCredit Guarantee&Investment Facility(以下「CGIF」)保証付きとして、本日カンボジア証券取引所へ上場しましたのでお知らせいたします。

 CGIF は、アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI:Asian Bond Markets Initiative)に基づき、2010年にASEAN日中韓とアジア開発銀行が出資して設立された信託基金です。現地企業が発行する社債に保証を供与することで、東南アジアの債券市場を育て、持続的な経済成長を後押しすることを目的としています。
今回社債を発行したRMAC社は、インフラ・エネルギー分野の発電システムのサプライヤーとして1992年に設立されて以来、カンボジアの経済成長とともに自動車・農業・建設機械・資材装備などの多角化に成功している、同国を代表する流通大手の一社となります。  今回の社債発行は、CGIF保証付きとしてカンボジア初の社債であると同時に、金融関連を除く事業会社が発行する、初の上場債となります。このたびの社債発行額は総額80億リエル(約20百万USドル※)で、新店舗出店および中長期的な運転資金に充当される計画です。

 SBIロイヤル証券は、カンボジア政府から証券事業フルライセンスを取得した同国における日系唯一の総合証券会社です。同国において上場債に関する規制が制定されたことを踏まえ、官民一体となったABMIの取り組みを体現するべく、スキーム構築に向けた協議の橋渡しを務めてまいりました。今回の主幹事案件を通じ、未だ発展途上にあるカンボジア資本市場の拡大に貢献したいと考えております。

※1リエル=0.00025USドルで換算

以上