2020年6月3日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)はこのたび、Kejora Capital Management Pte. Ltd.(本社:インドネシア・ジャカルタ、Managing Partners:Sebastian Togelang、Andy Zain、以下「Kejora社」)との間で、共同ベンチャーファンド (以下「本ファンド」) 設立することとなりましたので、お知らせいたします。

 本ファンドは、インドネシア地域のサプライチェーン、教育、医療、消費財、農業、フィンテック、デジタルメディア分野における革新的なテクノロジーを保有するアーリーステージの有望なスタートアップを投資対象とするベンチャーキャピタルファンドです。本ファンドは、インドネシアのベンチャー業界およびフィンテック分野に幅広い情報収集力と豊富な投資実績を有する大手ベンチャーキャピタル、Kejora社と当社により、共同で設立・運営します。尚、本ファンドは30百万米ドル規模の投資を目指しております。

 Kejora社は、2014年にインドネシア・ジャカルタで創業し、これまで、東南アジア地域において革新的なテクノロジーを保有するアーリーステージからレイターステージまでのスタートアップ35社を含む複数のファンドを設立・運営してきました。同社が運用するファンドの2020年6月末時点の運用資産残高は380百万米ドルの見込みで、オルタナティブ投資の包括的なデータを提供するPreqinが2020年の発表した「Global Private Equity & Venture Capital Report」において東南アジアNo.1と評価されています。

 SBIグループは、これまで海外有力パートナーと共同ファンドの運営を通じて、潜在成長力の高い国々を中心に海外展開を進めてまいりました。インドネシアにおいては、2011年よりTokopedia, Investree, Ralali, Amartha, Taraliteなどのベンチャー企業に投資を行ってまいりましたが、インドネシア地域に特化したVCファンドの設立は初めてとなります。今後、当社グループ投資先のテクノロジーとKejora社の多様な情報の組み合わせにより、ポストコロナ時代を見据え、インドネシアでの社会問題を解決できるスタートアップ企業への投資育成に貢献してまいります。

以上