2020年6月30日
SBIホールディングス株式会社
SBI地域事業承継投資株式会社
SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝)の子会社であるSBI地域事業承継投資株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川島 克哉、以下「SBI地域事業承継投資」)は、後継者問題を抱える日本国内の中小企業への投資を目的として設立したSBI地域事業承継ファンド(名称:SBI地域事業承継投資1号投資事業有限責任組合、以下「事業承継ファンド」)の出資約束金総額が当初設定を予定した100億円を超えて、地域金融機関10行を含む合計29社からの出資を受け、この度募集を完了いたしましたのでお知らせいたします。
事業承継ファンドは2019年10月の設立以降、常陽銀行、大和証券グループ本社、東邦銀行、名古屋銀行、福岡中央銀行、みずほ信託銀行等の出資者の参画により第1号ファンドを設立し募集活動を継続してまいりました。
このたび、新たに政府系金融機関や足利銀行、島根銀行、長野銀行、福島銀行等地域金融機関及び事業法人、学校法人が出資者として参画し、当初予定していた出資約束金総額100億円を超える規模での募集を完了いたしました。事業承継問題の解決を目指すファンドは多いものの、100億円を超える規模で1号ファンドをスタートできるファンドはあまり例がないと考えております。今後は、SBIグループのネットワークを十分に活用しながら2号ファンド以降で累計1,000億円規模に拡大する計画です。
投資活動については、2020年3月に発表しているとおり、一般社団法人調剤薬局運営研究会との提携を通じて、第1号投資案件として調剤薬局を運営する株式会社徳島共和薬品(本社:徳島県徳島市、代表取締役社長:野上大介)への投資を実行しており、その後更に2件の調剤薬局の買収を完了し、売上高66億円、店舗数46店規模に拡大しており、今後追加の買収を検討しております。また、新たに株式会社神明ホールディングスとの提携を通じて、米卸業者の事業承継問題の解決に取り組むことに合意しており、今後、さらに建設業、病院、酒蔵、葬儀業、旅館・ホテル業等にて同様に各業界で活躍されている企業との提携等を図ることにより、ファンドを通じた事業承継課題解決を推進してまいります。
SBI地域事業承継投資では、黒字経営にもかかわらず、後継者不在等により廃業せざるを得ない中堅・中小企業をSBIグループの資金面・人材面・地域を超えたネットワークを活用し支援することで、「①地域に必要な中堅・中小企業の存続」を通じて、「②地域の雇用や取引先を守り」、「③地域活性化への貢献と融資機会提供等による地域金融機関の経営環境改善への貢献」という「三方良し」を目指しております。SBIグループでは地域金融機関との共創を通じた地方創生への貢献を重要な全社戦略の一つに掲げており、引き続き、事業承継ファンドを通じて地域経済の成長・発展に貢献してまいります。
(ご参考)事業承継ファンドの主な出資者(金融機関)について
株式会社足利銀行 | 株式会社島根銀行 | 株式会社常陽銀行 |
株式会社大和証券グループ本社 | 株式会社東邦銀行 | 株式会社長野銀行 |
株式会社名古屋銀行 | 株式会社福岡中央銀行 | 株式会社福島銀行 |
みずほ信託銀行株式会社 |
その他5金融機関(五十音順)