2020年7月1日
SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の100%子会社で、金融サービス事業の中間持株会社であるSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:髙村正人)は、暗号資産分野においてグローバルにマーケットメイカー事業を行うB2C2 Limited(本社:英国ロンドン、代表者:Maxime Boonen、以下「B2C2社」)の株式を関係当局の認可等を前提(※)に取得することについて、同社の既存株主と合意しましたので、お知らせいたします。

 B2C2社は、暗号資産分野における大手マーケットメイカーで、英国の他、米国、日本等に拠点を持ちグローバルに事業を展開しています。同社は、大手欧米投資銀行の為替・金利・商品部門などを経験した電子取引部門出身のトレーダーやクオンツ・アナリストが24時間/365日、暗号資産の流動性を提供しており、世界中の取引所や顧客から信頼を得ています。また、同社子会社は2019年1月に英国で初となる暗号資産CFDのライセンスを同国金融行為監督機構(Financial Conduct Authority)から取得しています。

 SBIグループでは、国内外でのM&Aの推進を今後の飛躍的成長を具現化するための重要な戦略と位置づけ、その対象領域の一つとして暗号資産事業に取り組む企業等を掲げ、検討を進めてまいりました。同社が有する豊富なネットワーク、流動性や最先端のリスクマネジメント手法の活用等により、個人・法人・機関投資家等のお客様に向けて、革新的なサービスやプロダクトの展開が可能になることを期待しています。

 SBIホールディングス代表取締役社長 北尾 吉孝は次のように述べています。
 「グローバルに多くの取引先を持ち、豊富な流動性と優れた価格競争力、商品ラインナップ等を顧客向けに提供するB2C2社との間には、多くのシナジーが期待できます。協業を通じて、暗号資産分野における革新的な商品開発に取り組んでまいります。」

 B2C2 LimitedのCEOのMaxim Boonenからもコメントが寄せられています。
 「日本のリーディング金融グループであるSBIグループとパートナーシップを組むことにより、SBIの顧客はグローバルな暗号資産市場へのアクセスが一層進み、我々にとっても、より競争力の高いプライスと流動性の提供などが可能となることを嬉しく思っています。我々の洗練されたマーケットメイカーとしての各種戦略とSBIグループの顧客基盤などの強みが融合することにより、我々はゲームチェンジャーとなれると確信しています。」

※英国の金融行為監督機構(Financial Conduct Authority)の認可取得

B2C2社の概要
(1)名称 B2C2 Limited.
(2)所在地 英国ロンドン市ポールストリート
(3)代表者の役職・氏名 CEO Maxime Boonen
(4)事業内容 暗号資産取引業
(5)設立年月日 2015年5月
(6)URL https://www.b2c2.com/
日程
(1)基本合意日 2020年7月1日
(2)株式譲受日 2020年9月末、12月末(予定。関係当局の認可が前提)

以上