2020年9月29日
三井住友信託銀行株式会社
SBIインベストメント株式会社

 三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:橋本 勝、以下「三井住友信託銀行」)とSBIインベストメント株式会社(代表取締役執行役員社長:川島 克哉、以下「SBIインベストメント」)は、新たな産業・価値を生み出すスタートアップ企業(=イノベーション企業)を投資対象とする新たなプライベートファンド「SuMi TRUSTイノベーションファンド」(名称:SuMi TRUSTイノベーション投資事業有限責任組合)を設立しました。

 三井住友トラスト・グループは、本年5月14日に発表した「中期経営計画(2020~2022年度)」にて、社会構造の変化や急速なデジタル化の進展を積極的に捉え、資産に関する新たな社会課題を独自の機能や強みで解決することを目指しております。その施策の一つに、事業の横断・融合により、新たな成長を見込む領域として「イノベーション企業取引推進」を掲げており、本年4月に専担組織として「イノベーション企業推進部」を設置しました。

 その取り組みの一環で、イノベーション企業への新たな支援機能として、スタートアップ企業に対する豊富な投資経験とインキュベーション機能を有するSBIインベストメントとともに、三井住友信託銀行初のCVCファンドである「SuMi TRUSTイノベーションファンド」を設立することと致しました。
 本ファンドは、投資対象の産業セクターを限定せず、新たな産業・価値を生み出すことで高い成長性が見込まれるイノベーション企業へのエクイティ供給を通じて、社会課題の解決への貢献とともに、三井住友トラスト・グループの将来の顧客基盤強化とイノベーション強化に繋げることを目的としております。

 パートナーであるSBIインベストメントは、SBIグループのアセットマネジメント事業における中核的企業であり、「新産業クリエーター」として、AI、ブロックチェーン、フィンテック、IT、バイオ・ヘルスケア、環境エネルギー分野等の次世代の成長分野のスタートアップ企業に累計4,693億円(2020年6月末)の投資を行っています。

 三井住友トラスト・グループの専業信託銀行グループとしての高い専門性と総合力、多彩な機能とSBIインベストメントのこれまでに培ったベンチャー企業育成の知見を活かし、スタートアップ企業との連携を通じたイノベーション創出を支援いたします。これらの取り組みにより、成長ステージに応じたイノベーション企業の様々な課題を解決し、日本社会におけるオープンイノベーションの促進と共に、日本のスタートアップ・エコシステムの発展に寄与して参ります。

【ファンド概要】
ファンド名 SuMi TRUSTイノベーションファンド
(名称:SuMi TRUSTイノベーション投資事業有限責任組合)
運営者 SBIインベストメント株式会社
ファンド規模 50億円
運用期間 10年間
対象ステージ アーリー・ステージ以降の非上場企業
対象地域 主に日本国内
投資目的 新たな産業・価値を生み出すことで高い成長性が見込まれるイノベーション企業へのエクイティ供給を通じた社会課題の解決への貢献。また将来の三井住友トラスト・グループの顧客基盤の強化及びイノベーション強化(DX等)に繋げること。
【スキーム図】

以上