2020年10月27日
SBIインシュアランスグループ株式会社

 当社及び当社グループの決算手続は未だ完了しておりませんが、当社株主をはじめ投資家の皆様に対して適時・適切な情報開示を積極的に行うため、当社グループの2021年3月期第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)の決算速報(日本基準)を以下のとおりお知らせいたします。
 なお、当社の2021年3月期第2四半期連結累計期間の決算発表は2020年11月12日を予定しております。

1. 2021年3月期第2四半期連結累計期間 決算速報(日本基準)
  2020年3月期
第2四半期連結累計期間
(実績)
(2019年4月1日~
2019年9月30日)
2021年3月期
第2四半期連結累計期間
(速報)
(2020年4月1日~
2020年9月30日)
経常収益 32,279百万円 40,626百万円
経常利益 980百万円 2,184百万円
親会社株主に帰属する
中間純利益
222百万円 773百万円
1株当たり中間純利益 9円77銭 31円16銭

 当第2四半期連結累計期間の経常収益は、すべての事業における保有契約件数が堅調に増加したことが主な要因となり、前年同期に比べ8,346百万円増加(前年同期比25.9%増加)する見通しです。この増収効果に加えて損害保険事業における保険金支払いの減少等を受け、経常利益は前年同期に比べ1,204百万円増加(同122.8%増加)、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期に比べ550百万円増加(同247.0%増加)する見通しです。
 なお、当社グループでは、新型コロナウイルス感染症により影響を受けられたご契約者様を対象に、保険料の払込猶予期間の延長や、災害死亡保険金等の支払事由の範囲拡大、保険金請求手続きにおける必要書類の一部省略などの特別措置を実施するなど、企業の社会的責任を全うするにあたって必要な各種の取り組みを継続的に行っております。

 上記の2021年3月期第2四半期連結累計期間の決算速報に記載されている情報は、本資料発表日現在において入手可能な情報を元に作成した速報値であり、確定値ではありません。2020年11月12日に発表を予定しております2021年3月期第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)の決算数値は、様々な要因により、本速報値と大きく異なる可能性があります。
2. 事業別の概況
2021年3月期第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日)における事業別の概況は次のとおりであります。

(損害保険事業)
主力商品である自動車保険において、新テレビCMのオンエア開始などにより販売プロモーションを強化したほか、これまでのYouTube広告などのデジタル広告の運用効率改善が功を奏し、従来からの強みとしてきた非対面チャネルの販売効率に一層の向上が見られました。また、SBIグループで推進する「地方創生」プロジェクトに沿って地域金融機関との協業にも積極的に取り組み、地域金融機関の口座保有者向けにがん保険の団体保険サービスを提供するなど、新たな顧客基盤開拓に向けた取り組みを推進しました。そのほか、耳や言葉の不自由なお客様向けに提供している手話・筆談サービスに文字チャットサービスを追加するなど、お客様の利便性を高めるサービスの拡充に努めました。こうした取り組みの結果、2020年9月末の保有契約件数は1,116千件(前年度末比2.3%増加)となりました。

(生命保険事業)
団体信用生命保険において、住信SBIネット銀行株式会社が提供する住宅ローンのご利用者様向けの販売が堅調に推移したことに加え、SBIグループの「地方創生」プロジェクトの一環として全国の地域金融機関との提携交渉に継続して取り組むなど、販売先の拡大に努めました。また、個人保険分野においては、インターネット販売などの非対面チャネルが引続き好調に推移したことに加え、緊急事態宣言の解除後は来店型ショップの来客数も徐々にその水準を回復し、販売に寄与しました。そのほか、スマートスピーカーAmazon Echoシリーズに搭載されるAlexa(アレクサ)を活用したサービスを提供開始するなど、新しい顧客体験の創出に向けた取り組みも推進しました。こうした取り組みの結果、2020年9月末の保有契約件数は214千件(前年度末比13.2%増加)となりました。

(少額短期保険事業)
2020年9月30日に、北海道を拠点に賃貸住宅入居者向けの家財保険を提供する常口セーフティ少額短期保険株式会社(以下、「常口セーフティ少短」)を子会社化しました。また、前年度に子会社化した日本アニマル倶楽部株式会社の社名をSBIプリズム少額短期保険株式会社へ商号変更するなど、SBIグループのシナジー発揮に向けた取り組みを推進しました。加えて、SBIリスタ少額短期保険株式会社では、株式会社オーディーエムが販売する木造建物用の制振ダンパー「ダイナコンティ」に1年間の地震補償を付帯するプランを共同開発したほか、SBI日本少額短期保険株式会社では、賃貸保証サービスを提供する株式会社オリコフォレントインシュアとの間で申込管理システムの連携を開始するなど、外部パートナー企業との提携による新サービスの開発・提供にも積極的に取り組みました。こうした取り組みの結果、2020年9月末の保有契約件数は常口セーフティ少短の保有契約件数を含め913千件(前年度末比14.0%増加)となりました。

3. 2021年3月期の連結業績予想について
 2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による先行き不透明な状況が続いていることから、合理的な業績予想の算出が困難であるため、未定としております。今後、合理的に予想可能となった時点で公表いたします。

以上