2020年12月4日
SBIリーシングサービス株式会社

 SBIリーシングサービス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:久保田 光男、以下「当社」といいます。)は、世界最大手エアライン 米デルタ航空との航空機リース契約の締結並びに同リース事業を対象とした投資案件の組成・募集を開始したことをお知らせ致します。

 当社は、2017年4月の設立以来、航空機、船舶、コンテナ等を対象とするオペレーティングリース事業にかかる組合出資の取り扱いを行い、2020年11月末現在、累計約2,650億円の組成を行ってまいりました。
 このたび、より多くのお客さまからのニーズにお応えするべく、世界最大手のエアラインである「米デルタ航空」との航空機リース契約を締結(※1)するとともに、同リース事業を対象とした組合出資案件の組成・募集を開始いたしました。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、世界の航空業界は未曾有の混乱の中にあり、複数の航空会社が破綻に追い込まれる等の事態が発生しておりますが、そのような中、デルタ航空は、古い機体の退役等による積極的なリストラクチャリングや、マイレージプログラムを担保とした資金調達等による手元流動性の確保を進めており、株式の時価総額では、世界の上場エアラインの中でトップクラス(※2)と、世界中の投資家から厚い信頼と期待を集めております。

 本案件のリース対象物件である「エアバス社製 A220-100」は、2016年に初号機の引き渡しが行われた最新鋭の機体であり、軽量カーボン複合素材の採用や、先進技術が結集した新型エンジンの搭載により、従前の同型機より座席当たりの燃費が約20%向上していることに加え、Co2・NOx排出量や騒音が大幅に削減されるなど、これからの航空業界の大気汚染対策や世界の環境問題に対応した機体です。
 また、100~120席程度の提供座席数である同機は、今後10年間で数千機が退役機齢を迎える同サイズの航空機のリプレイス需要が大きく見込まれることに加え、国内の短距離線から、近隣諸国への中距離線まで対応可能であり、今後様々なエアラインでの活用が見込まれています。

 当社は、世界最大手エアラインへのリース事業を対象とした投資案件を組成・販売することを通し、さまざまな投資家に従来の有価証券投資や不動産投資等とは異なる経済効果を享受する機会をご提供するとともに、最新鋭の機体をリース対象物件とすることで、今後の地球環境への対策も考えたESG投資としての運用の機会を提供してまいります。

 当社は、SBIグループの掲げる「顧客中心主義」に基づき、お客さまの最善の利益を第一に考え、今後も積極的に新しい金融スキームに取り込み、航空機や船舶などの資産を対象に、投資家の皆さまに魅力あるリース事業への投資機会を提供するとともに、設備投資ニーズを有する海運会社や航空会社にリースを活用した競争力のある資金調達手段を提供することで、投資家と設備投資ニーズを有する企業の橋渡しを行う “リーシングサービス” 事業の拡大に取り組んでまいります。

(※1)米国の規制により、米国エアラインにリースを行う航空機の所有者は米国籍であることが求められるため、リース物件を信託財産とする信託受益権を購入し、米国信託会社を介してリース形式で貸し付けを行います。
(※2)2020年11月30日 取引所終値より当社算出
SBIリーシングサービス株式会社
■第二種金融商品取引業者
登録番号 関東財務局長(金商)第3016号
加入協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会
■貸金業者
登録番号 東京都知事(1)第31678号

以上