韓国母胎ファンドからの「2021 SBI素材・部品・装備ファンド」の
運用受託ついて

2021年3月9日
SBIホールディングス株式会社

　当社（本社：東京都港区、代表取締役社長：北尾 吉孝）の持分法適用関連会社であり、韓国におけるベンチャーキャピタルであるSBIインベストメントコリア株式会社（本社：韓国ソウル市、代表取締役：イ・ジュンヒョ、宗　英一郎、以下「SBIインベストメントコリア」）はこのたび、中小企業の育成・発展に関する事務などを所掌する中小企業振興公団、文化体育観光部、科学技術情報通信部等から出資を受け組成された韓国母胎ファンド（Korea Fund of Funds）より「素材・部品・装備ファンド」(以下「本ファンド」)の委託運用会社に選定され、新たに「2021 SBI素材・部品・装備ファンド」(出資約束金最低額500億韓国ウォン(約45億円))を設立することとなりましたので、お知らせ致します。

　本ファンドは、韓国政府の経済政策のもと革新成長産業の育成を目的として組成するもので、SBIインベストメントコリアは、第4次産業革命の実現に向けた「素材・部品・装備」関連の革新的な技術を保有するベンチャー・中小企業を対象に投資を行い、グローバル市場への進出を支援していきます。
　ファンド規模は最低で500億韓国ウォン(約45億円)で、韓国母胎ファンドが250億韓国ウォン(約23億円)、SBIインベストメントコリアが100億韓国ウォン(約9億円)、韓国内の機関投資家や事業会社等が最低150億韓国ウォン(約14億円)を出資し、最終的には500億韓国ウォン(約45億円)以上での組成を目指しております。

　SBIインベストメントコリアは、これまでも複数の韓国政府系機関より複数のファンド運用を受託した実績を有しています。主な政府系機関には、韓国母胎ファンド（Korea Fund of Funds）、企業成長の生態系を備えるための母ファンドを企画・運用する韓国成長金融、産業の開発・育成等に必要な資金を供給・管理する韓国産業銀行等があります。SBIインベストメントコリアの2020年12月末日時点の運用資産残高は12,878億韓国ウォン(約1,159億円)で、28のファンドを運用しております。
　今後も積極的にベンチャーキャピタル事業を推進するとともに、韓国の革新的な技術を保有するベンチャー・中小企業の育成等を通じ、ファンド収益の拡大を目指してまいります。

以上