2021年5月10日
SBIファーマ株式会社
中外製薬株式会社
SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(5-ALA)(※1)を利用した医薬品等の研究・開発を行っているSBIファーマ株式会社[本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝](以下、SBIファーマ)および中外製薬株式会社[本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:奥田 修](以下、中外製薬)は、光線力学診断用剤「アラグリオ®顆粒剤分包1.5g」(以下、アラグリオ)に関するライセンス契約およびこれに基づく中外製薬の販売活動を終了することをお知らせいたします。
SBIファーマおよび中外製薬は、2017年3月13日にアラグリオに関するライセンス契約を締結し、中外製薬が日本国内における独占販売権を取得しました。アラグリオは、「経尿道的膀胱腫瘍切除術時における筋層非浸潤性膀胱癌の可視化」を効能・効果として2017年9月27日にSBIファーマが製造販売承認を取得し、同年11月22日の薬価基準収載後、同年12月19日に中外製薬が販売を開始しておりました。今般、今後の販売方針について協議した結果、ライセンス契約およびこれに基づく販売提携を終了することといたしました。
これにより、中外製薬によるアラグリオの販売および情報提供活動は2021年5月31日をもって終了します。2021年6月1日以降の販売及び情報提供については、別途、SBIファーマよりご案内します。
SBIファーマと中外製薬は、アラグリオの円滑な販売移管に向けて協働するとともに、移管期間中も適正使用の推進に努めてまいります。
以上
上記本文中に記載された製品名はすべて、商標権により保護されています。
(※1)5-アミノレブリン酸(5-ALA):体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。5-ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。