2021年9月16日
SBIホールディングス株式会社
SBI地域活性化支援株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「当社」)の連結子会社であるSBI地域活性化支援株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:川島 克哉)は、同社が運営する「筑波SBI地域活性化ファンド」(正式名称:筑波SBI地域活性化ファンド投資事業有限責任組合、以下「本ファンド」)の第1号案件として筑波大学発ベンチャー企業である株式会社ワープスペース(代表取締役:常間地 悟、本社:茨城県つくば市)ならびに産総研技術移転ベンチャー企業であるVeneno Technologies株式会社(代表取締役:吉川 徳寿、本社:茨城県つくば市)の2社に対する投資を決定いたしましたのでお知らせいたします。

 SBI地域活性化支援株式会社は、2021年5月14日に発表(※1)のとおり、株式会社筑波銀行と当社が締結した「戦略的業務提携強化に関する合意書」に基づき、同行の100%子会社である筑波総研株式会社と共同で地域スタートアップ企業を育成・支援する目的として本ファンドを設立し、投資に向けた活動を進めてまいりましたが、この度、つくばを起点に今後活躍が期待されるベンチャー企業2社への投資を決定いたしました。
 株式会社ワープスペースは、世界初となる低軌道人工衛星向けの衛星間光通信ネットワークサービスの実現を目指す筑波大学発のベンチャー企業です。宇宙や人工衛星に関する高い専門性に加え研究学園都市“つくば”ならではの研究機関とのパートナーシップを強みに宇宙開発を進めています。
 Veneno Technologies株式会社(ベネイノテクノロジーズ)は高い生理活性を持つペプチドであるDRP(ジスルフィドリッチペプチド)(※2)に着目し、DRP創薬を加速させる新たなソリューションとしての独自技術を開発する産総研技術移転ベンチャーです。これまで困難とされていたイオンチャネルなど膜たんぱく質を標的とする創薬事業を進めています。
 両社ともに、つくばを起点に今後活躍が期待されるベンチャー企業です。SBIグループでは、地方創生への取り組みに積極的に参画するため、本ファンドによる投資を通じ、将来性ある地域のベンチャー企業の成長を支援し、地域経済の発展に貢献してまいります。

1. 出資先企業 株式会社ワープスペースの概要
社名 株式会社ワープスペース
代表取締役 常間地 悟
本社所在地 茨城県つくば市吾妻2-5-1つくば市産業振興センター203
設立 2016年8月
事業内容 衛星間光通信ネットワーク構築事業
その他 筑波大発ベンチャー
2. 出資先企業 Veneno Technologies株式会社の概要
社名 Veneno Technologies株式会社(ベネイノテクノロジーズ)
代表取締役 吉川 寿徳
本社所在地 茨城県つくば市吾妻2-5-1つくば市産業振興センター
設立 2020年7月
事業内容 イオンチャネルやトランスポーター、GPCRなど膜たんぱく質を標的するジスルフィドリッチペプチド医薬品の創薬事業
その他 産総研技術移転ベンチャー
3. 筑波SBI地域活性化ファンドの概要
名称 筑波SBI地域活性化ファンド投資事業有限責任組合
(通称:筑波SBI地域活性化ファンド)
設立日 2021年7月21日
運用期間 2030年12月31日まで
出資者 株式会社筑波銀行
筑波総研株式会社
SBIキャピタルマネジメント株式会社
SBI地域活性化支援株式会社
ファンド運営会社 筑波総研株式会社
SBI地域活性化支援株式会社
投資対象企業 筑波銀行の営業エリアで事業を営む未上場企業のうち、将来性の ある事業に取り組むスタートアップ企業

※1 2021年5月14日の当社プレスリリースをご参照ください。
※2 動物の毒液にみられる強力な生理活性を持つペプチド。分子内に3つ以上のジスルフィド結合を有する特徴的な構造をもつ。

以 上