2021年10月27日
SBIインシュアランスグループ株式会社
当社及び当社グループの決算手続は未だ完了しておりませんが、当社株主をはじめ投資家の皆様に対して適時・適切な情報開示を積極的に行うため、当社グループの2022年3月期第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)の決算速報(日本基準)を以下のとおりお知らせいたします。
なお、当社の2022年3月期第2四半期連結累計期間の決算発表は2021年11月10日を予定しております。
2021年3月期第2四半期 連結累計期間(実績) (2020年4月1日~ 2020年9月30日) |
2022年3月期第2四半期 連結累計期間(速報) (2021年4月1日~ 2021年9月30日) |
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経常収益 | 40,626百万円 | 43,806百万円 |
経常利益 | 2,184百万円 | 3,307百万円 |
親会社株主に帰属する中間純利益 | 773百万円 | 1,154百万円 |
1株当たり中間純利益 | 31円16銭 | 46円52銭 |
経常収益は、生命保険事業における特別勘定(※)に係る収益が前年同期に比べ1,859百万円減少しましたが、すべての事業における保有契約件数が堅調に増加したことが主な要因となり、前年同期に比べ3,180百万円増加(前年同期比7.8%増加)する見通しです。なお、特別勘定に係る収益を除いた経常収益は、前年同期に比べ5,040百万円増加(同13.4%増加)となります。
以上の増収効果により、経常利益は前年同期に比べ1,122百万円増加(同51.4%増加)、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期に比べ381百万円増加(同49.3%増加)する見通しです。
2.事業別の概況
2022年3月期第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)における事業別の概況は次のとおりであります。
(損害保険事業)
主力商品である自動車保険において、テレビCM出稿やデジタル広告等の運用効率改善に取り組んだことで販売が好調に推移したほか、2019年11月より提供開始したAI搭載型OCRを用いた自動車保険のリアルタイム見積りサービス「カシャッとスピード見積り」を大幅リニューアルするなど、DX(デジタルトランスフォーメーション)による新しい顧客体験の創出を推進しました。また、SBIグループで推進する「地方創生」プロジェクトに沿った地域金融機関との協業に継続的に取り組んだほか、外部パートナー企業とのアライアンスに基づいた新しいサービスを開発するなど、新たな顧客基盤の開拓にも取り組みました。こうした取り組みの結果、2021年9月末の保有契約件数は1,163千件(前年度末比2.3%増加)となりました。
(生命保険事業)
団体信用生命保険(住宅ローン等のご利用者様向けの団体保険)において、住信SBIネット銀行株式会社や地域金融機関等の既提携先での販売が好調に推移したことに加え、提携先拡大を推進したことで新たに複数の金融機関にて取扱いが開始されました。また、個人保険のWEB申込ページや見積りページの改善を継続的に行い、インターネット申込専用定期保険や就業不能保険の一層の販売効率向上を図りました。そのほか、AI電話自動応答システムの活用により生命保険料控除証明書の再発行を完全自動化するなど、DXの推進によるお客様の更なる利便性の向上と業務効率化にも取り組みました。こうした取り組みの結果、2021年9月末の保有契約件数(団体信用生命保険の被保険者数を含む)は275千件(前年度末比11.2%増加)となりました。
(少額短期保険事業)
SBI日本少額短期保険株式会社では、代理店が利用するオンライン入居申込サービスを自社の契約管理システムとAPI接続することで代理店業務の軽減や利便性を向上させたほか、SBIプリズム少額短期保険株式会社では、インターネット上で保険金請求手続きを完結できる仕組みを構築し、お客様の利便性を向上させるなどDXの推進に取り組みました。また、SBIリスタ少額短期保険株式会社では、ペットシェルジュ株式会社が提供するペット飼育者向けアプリ「PetHeart」の有料会員様向けサービスとして「ペット賠償責任保険」を提供開始するなど、外部パートナー企業とのアライアンスに基づいた新しいサービスの開発にも取り組みました。こうした取り組みの結果、2021年9月末の保有契約件数は963千件(前年度末比2.3%増加)となりました。
以上