2021年11月18日
B2C2 Limited
SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:髙村正人)の連結子会社で暗号資産分野においてグローバルにマーケットメイカー事業を行うB2C2 Limited (本社:英国ロンドン、代表者:フィリップ・ギレスピー、以下「B2C2」)は、シンガポールを拠点とする暗号資産取引におけるマーケットリーダーであるQCP Capital社(本社:シンガポール、共同創業者:Darius Sit)と2021年11月10日に世界で初となる暗号資産NDF取引を実施したことをお知らせいたします。
暗号資産NDF(Non-Deliverable Forward)は、外国為替市場で広く行われている取引手段と同様の手法で行われる取引であり、暗号資産の物理的な受け渡しを必要としないため、より小さい決済リスクで行える暗号資産取引です。これにより近年高まる顧客の暗号資産取引ニーズに合致した新たな取引機会を提供することが可能となります。
今回実施された暗号資産NDF取引は、ビットコインを原資産とし、米ドル建てで行われました。また今回の取引においては、米CMEグループと英クリプトファシリティーズ社が提供するビットコイン価格を対象とする参考基準レートであるCME CF Bitcoin Reference Rateの2021年11月19日満期レートが適用されました。
B2C2は円滑な経済活動が行われていく未来を見据え、今回の取り組みを通して暗号資産業界の更なる発展への貢献を目指してまいります。
B2C2代表者のフィリップ・ギレスピーは次のように述べています。
「暗号資産NDFは、金融機関が精通している金融商品に近いものであり、彼らにとっては待ち望んでいた商品で、我々は世界初となる暗号資産NDF取引を実施できたことを誇りに思います。この新たな暗号資産先物商品の登場は、ビットコインが単なるインターネット上の商品から、多くの主要な金融機関に受け入れられる商品への分岐点になるであろうと信じています。」
QCP Capitalの共同創業者のDarius Sitからもコメントが寄せられております。
「QCP Capitalは、暗号資産を扱うことができない投資銀行などの伝統的な金融機関にとって、このNDF取引が暗号資産市場への入り口になると考えています。私たちはB2C2社と共に、このような先進的な商品に携わり、新たな暗号資産先物市場を開拓出来ることを嬉しく思います。」
以上
◆B2C2について
2015年に設立されたB2C2は、英国に本社を置き、米国、日本に拠点を有する流動性プロバイダーです。暗号資産取引において、世界中の大手取引所、ヘッジファンド、ブローカー等に向けて24時間365日の流動性を提供しています。
子会社のB2C2 OTC Ltd.は、英国FCAの認可(FRN 810834)を受けています。
詳細はこちら(https://www.b2c2.com)をご覧ください。
◆QCP Capital社について
2017年に創業されたQCP Capital社は暗号資産取引におけるマーケットリーダーであり、暗号資産のオプション取引やデリバティブ取引を先駆的に行い、世界で20億米ドルの預かり資産を有します。また、同社は東南アジアを中心としたアジア市場に強みを持っており、シンガポールには60名のチームを戦略的に配置しています。QCP Capital社の詳細は、こちら(https://qcp.capital/)をご覧ください。