2021年12月22日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「当社」)は、下記の通りメディカル・データ・ビジョン株式会社(証券コード:3902)の株式を追加取得することといたしましたのでお知らせいたします。

 1.株式追加取得の目的
当社は、2020年11月10日付ニュースリリースの通り、国内最大規模の診療データベースを保有するメディカル・データ・ビジョン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下「MDV」)と資本業務提携契約書を締結するとともに、同社の既存株主より議決権比率合計20.68%の株式を譲り受け、同社を当社の持分法適用会社としておりました。

 MDVは創業当時から、「医療・健康情報の一元化と利活用を促進し、生活者メリットの創出に貢献する」ことを目指して事業を推進しております。病院、クリニック、介護施設等をはじめとする、医療・健康情報の一元化を行うことで、患者が自身の診療履歴や健康状態を管理・閲覧できる環境の創出、また、データ分析により更なる医療の質向上に寄与できるものと考えており、病院や健康保険組合等からの膨大な診療データと、医療ビッグデータの利活用に関する豊富な経験と深い知見を有しております。

 当社グループでは、健康口座を含むメディカルインフォマティクス分野を今後の事業成長領域の一つとして位置付けております。今般のMDVの株式追加取得は、当社グループとMDVの連携をより一層強化し、医療ビッグデータを活用した金融およびヘルスケア分野での新商品・サービスの開発等を加速させることを目的としております。

 2021年4月でのSBI FinTech Solutions株式会社とMDVとの医療機関向けのファクタリングサービスの展開等を目指す第1弾の業務提携に続き、2021年12月22日付ニュースリリース「SBI損保とメディカル・データ・ビジョン、業務提携に関する基本合意書を締結~診療データを活用した保険商品開発に着手~」の通り、同日付でSBI損害保険株式会社とMDVで診療データを活用した保険商品開発に着手する旨の基本合意書を締結しております。

 このように、当社グループとMDVでは、今後も互いの強みや経営資源を活用することで両社の更なる発展と顧客便益性の高い商品・サービス開発を目指し、医療ビッグデータを利用した日本の医療の高度化に貢献してまいります。

2. 株式取得の概要
(1)対象銘柄 メディカル・データ・ビジョン株式会社
(証券コード:3902)
(2)追加取得予定株数 1,595,500株(取得後の弊社議決権比率:25.0%)
(3)取得方法 株式会社東京証券取引所における市場買付け
3. MDVの概要
(1)名称 メディカル・データ・ビジョン株式会社
(2)所在地 東京都千代田区神田美土代町7番地 住友不動産神田ビル10階
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 岩崎 博之
(4)事業内容 1. 医療情報統合システムの開発、製作、販売、保守業務
2. 各種医療データの分析、調査、コンサルティング業務
3. 医療機関向け経営コンサルティング業務
4. 各種医療データの運用及び提供サービス業務
5. ポータルサイトの企画、設計、開発、運営
(5)資本金 992百万円(2021年11月30日現在)
(6)設立年月日 2003年8月20日
(7)大株主及び議決権比率 SBIホールディングス株式会社 20.92%
(2021年9月30日現在)