2022年3月2日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社(代表取締役社長:北尾 吉孝、以下、同社グループを総称して「SBIグループ」)とシンガポールのフィリップキャピタルグループ(代表者:リムファミン グループ会長、以下、同社グループを総称して「フィリップグループ」)は、合弁にて新会社を設立し、米国上場株式のマッチングをアジア時間で成立させるプラットフォームを構築することについて、基本合意書を締結しましたので、お知らせします。

1. 新会社の設立
 2022年春頃を目処に、SBIグループとフィリップグループは、当初資本金100万米ドルで新たに合弁会社をシンガポールに設立します。本合弁会社は、シンガポール通貨庁の認可を経て、Recognized Market Operatorステータス(略称RMO、参加者が限定される取引所に準じるステータス)を取得したうえで、本年中の稼働を目指します。

<合弁会社の概要>(予定)
名称 未定
設立時期 2022年春頃
資本金 当初100万米ドル、600万米ドルまで増資予定
出資比率 フィリップグループ等 70%
SBIグループ 30%
代表取締役社長 下山 均(前フィリップ証券株式会社社長)
主要メンバー フィリップグループ及び、SBIグループの双方から派遣
事業内容 後述するプラットフォームのシステム構築、メンテナンスなど

2. マッチングプラットフォームの構築
 プラットフォームでは、100銘柄を超える米国株式が日本時間の午前10時から午後18時までマッチング可能となります。日本国内の個人投資家も日中に米国株式の取引が可能となるよう、SBIグループ傘下のSBI証券は、本プラットフォームへの接続を検討しています。
 また、プラットフォームのシステム開発は、フィリップグループの在ベトナムシステム会社CQ TDT アジアが担い、SBIグループはこれをサポートします。プラットフォームの本格稼働は2023年の1~3月頃を目標としています。

 なお、適用される法令等の範囲内で、かつ、法令等に基づき必要とされる手続がある場合には当該手続が完了した上で実施されることが前提となります。

【フィリップキャピタルグループについて】
 シンガポールに本社を置くフィリップキャピタルグループは、1975年に証券会社として創業されて以来、アジアにおける総合金融機関としてグローバルに事業を展開してきました。現在、日本、シンガポール、オーストラリア、カンボジア、中国(香港特別行政区)、インド、インドネシア、マレーシア、スペイン、タイ、トルコ、英国、UAE、米国、ベトナムの15カ国において、個人、ファミリーオフィス、法人・機関投資家の皆様に高品質で革新的なサービスを提供しており、預かり資産総額は350億米ドル以上、顧客は100万人以上に上ります。

以上