2022年5月19日
SBIホールディングス株式会社

 SBI ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北尾 吉孝、以下「当社」)はこのたび、シンガポールの南洋理工大学の産学連携を加速する子会社であるNTUitive(本社:シンガポール、代表取締役社長:David Toh)および韓国の教保(キョウボ)生命グループ傘下の証券会社である教保証券株式会社(本社:ソウル市、共同代表取締役社長:Bong-kwon Park、Seok-ki Lee)と共に、東南アジアと南アジア地域を中心にデジタルプラットフォーム関連企業に投資する共同ベンチャーファンド(以下「本ファンド」)をシンガポールにて設立いたしましたので、お知らせいたします。

 東南アジアは、中間所得層の拡大やモバイル経済の発展により、各分野でのデジタル化が急速に進んでおり、米調査会社Meticulous Research(メティキュラス・リサーチ)のレポートによると2030年までにデジタル技術やデジタルプラットフォームが与える影響として、2,200億~6,250億米ドルの経済効果の実現を予測しています。
 シンガポールにて組成された本ファンドは、最大75百万米ドルまで資金を調達し、東南アジアと南アジアにて、デジタル技術およびデジタルプラットフォーム関連分野のアーリーステージ企業に投資いたします。また、本ファンドでは当社、NTUitive、教保証券の各社が培ってきた事業運営に関する知見や、地域に根ざしたエコシステムを通じて、デジタル化された取引データを用いた収益化の支援など、投資先のデジタル・トランスフォーメーションへの取り組みを後押しする予定です。尚、本ファンドは当社の子会社であるSBI Ven Capital Pte. Ltd.(本社:シンガポール、代表:林 良輔)が運用いたします。

以 上

◆SBIグループについて
 1999年創業のSBI グループは、日本におけるインターネット金融サービスのパイオニアとして、証券、銀行、保険分野を中心にインターネットを通じてより低価格で利便性の高い商品やサービスを提供する金融サービス事業を運営しているほか、アセットマネジメント事業、バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティックス事業をグローバルに展開するインターネット総合金融グループです。
 アセットマネジメント事業においては、Tokopedia、NIUMなどアジアの急成長している新興企業に投資実績を持つほか、2021年12月末時点で6,539億円の投資残高を保有し、アジアの金融およびテクノロジー業界のスタートアップ企業の成長と成功を支援してきた実績があります。 子会社であるSBI Ven Capitalは、シンガポール金融当局(Monetary Authority of Singapore)より認可を受けた資産管理会社として、2007年の設立以降、主に東南アジアや南アジアの企業への投資を実施し、2020年12月末現在で5.9億米ドルの資産を運用しております。

◆南洋理工大学およびNTUitiveについて
 南洋理工大学は1993年創立のシンガポールの主要国立大学の一つで、2022年版QSアジア大学ランキングで第3位となっています。子会社であるNTUitiveは産学連携を加速するために設立され、自社イノベーションプログラムを通じて、先端技術に関する研究シーズを事業化することを強みとしています。

◆教保生命グループについて
 教保生命グループは1958年創業の韓国有数の生命保険グループであり、傘下の教保証券は2002年より韓国取引所のKOSPI市場に上場しています。