2022年6月8日
SBIインシュアランスグループ株式会社

 このたび、SBIインシュアランスグループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員会長兼社長 乙部 辰良、以下「当社」)は、経済産業省と東京証券取引所が共同で選ぶ「DX銘柄」に初めて選定されました。

1. 「DX銘柄 2022」について
 経済産業省は、東京証券取引所と共同で積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を「攻めのIT経営銘柄」として2015年より選定してきました。2020年からは、デジタル技術を活用してビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな付加価値を創出するデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業を「DX銘柄」および「DX注目企業」として選定しています。本年はプライム市場に上場している企業を中心に33社が「DX銘柄」に選定されました。
 経済産業省ニュースリリース:他の選定企業はこちらからご確認いただけます。

6月7日に東京証券取引所にて開催された「DX銘柄 2022 選定企業発表会」の様子

◀左より「DX銘柄 2022」評価委員長 伊藤 邦雄氏
当社 代表取締役執行役員会長兼社長 乙部 辰良
経済産業大臣政務官 吉川 ゆうみ氏 
株式会社東京証券取引所 取締役専務執行役員 小沼 泰之氏

2. 当社のDXの取組事例
 SBIインシュアランスグループは、インターネットを基盤とした金融サービスのパイオニアであるSBIグループの一員として、保険業界におけるイノベーターを目指してDXを推進しています。

■「ダイレクト損保」から「AIドリブンカンパニー」へのビジネスモデル変革
 SBI損害保険(以下、SBI損保)は、社内のあらゆるデータの利活用とAIの全社的導入を進め、事業上の様々な課題をデータドリブン・AIドリブンに課題解決する「AIドリブンカンパニー」となることを目指しています。その取り組みの一環として、2022年4月よりAI保険金査定システム(以下、本システム)を導入しました。本システムは、がん保険の保険金をご請求される方(※1)を対象にしたシステムで、請求に必要な書類をスマートフォンなどで撮影いただき、書類の文字情報をAI 搭載型OCR(光学式文字読取システム)で読み取って、約款に基づく支払基準に該当するか否かを自動で判定するものです。(※2)SBI損保の自動車保険のリアルタイム見積りサービス「カシャッピ®」(※3)でも採用済みの、株式会社ダブルスタンダード(本社:東京都港区、代表取締役:清水康裕)が独自に開発した技術を活用しています。
※1 一定の条件に合致する場合のみご案内いたします。 ※2 撮影済みの画像を専用のページにアップロードしていただくことでもご利用になれます。※3 カシャッピ®とは、スマートフォンやタブレットで自動車保険証券・継続証を撮影することで、自動車保険の保険料見積りに必要な情報を自動で読み取り、概算保険料をその場で表示するサービスです。最短 15 秒で概算のお見積りを提示いたします。

■システム開発におけるAI搭載型システムテストツールの実装
 SBI生命では、顧客サービスから社内の業務効率化など多岐にわたる分野において、重要な領域を特定し、集中的なAIの活用を推進しています。2022年4月からはシステム開発の効率化に向けて、アミフィアブル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:河村隆一)が開発した国内初のAI搭載型基幹システム向けテスト⼯数削減アプリ「MLET.II」(以下、本アプリ)の本格的な実装を開始しました。本アプリは、従来、手作業で行っていたテストシナリオ、テストスクリプト、テストデータの作成から、テスト実行ツールへの連係までを一貫して自動化します。今後、他の保険商品のシステム開発においても本アプリの導入を検討し、業務効率化を通じた更なる顧客サービスの向上を目指します。

 当社は、今後もSBIグループの「顧客中心主義」の徹底という基本的な経営観を踏襲しながら、フィンテックやブロックチェーンなどを活用した付加価値の高いサービスをお客様に提供し、事業を通じた社会課題の解決に貢献することにより、更なる業容の拡大や企業価値の最大化を目指します。

以上

会社概要
社  名 SBIインシュアランスグループ株式会社
代 表 者 代表取締役執行役員会長兼社長 乙部 辰良
所 在 地 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー16階
設  立 2016年12月19日(SBI保険持株準備株式会社 設立)
営業開始 2017年3月31日(SBI保険持株準備株式会社より商号変更)
事業内容 保険持株会社
(子会社である保険会社・少額短期保険会社の経営管理およびこれに附帯する業務)
U R L https://www.sbiig.co.jp/
当社グループ体制図