2023年6月29日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:北尾 吉孝、以下「当社」)はこのたび、生成AI活用のさらなる推進を目的とし、新たに生成AI専門社内組織となる「SBI生成AI室」を7月1日付で設立することをお知らせいたします。

 生成AIとは、ビッグデータの学習に基づいてデータやコンテンツを生成する機能を備えたAIのことを指します。ChatGPTなどの大規模言語モデルに基づく文書生成AIが代表例です。
 SBIグループでは、これまでも積極的にAIを活用した業務効率化によるコスト削減や革新的なサービスの提供に取り組んでまいりました。生成AIの分野に関しても既に活用が進んでいると同時に、勉強会や研修の開催を通してグループ社員のリテラシー向上を図っています。

 今回新たに設立するSBI生成AI室は、生成AIに特化した専門組織として、グループ内における生成AI活用をさらに加速させるとともに、会議体「グループ生成AI会議」を開催し、グループ各社のノウハウの共有やグループ全体のAI利活用に関する戦略を議論してまいります。まずは8月末よりグループ内でAzureOpenAIの利用を開始します。利用開始時点での対象者は約1,000名の予定ですが、早期にグループ全社員が生成AIを利用できるよう、環境整備を推進します。
 また、グループ内にとどまらず、提携先の地域金融機関など、グループ外とも知見の共有・プロジェクト伴走を行い、生成AI活用のノウハウの蓄積を図ります。
 なお、SBI生成AI室の室長には2012年よりSBIグループにおけるビッグデータとAIの活用を推進してきた佐藤市雄、プロジェクトコーディネーターには、前日本銀行金融研究所所長で現SBI金融経済研究所の研究主幹である副島豊が就任いたします。初期メンバーは約10名ですが、今後は積極的な人材採用や社内公募により組織を充実させ、活動を加速させてまいります。

 SBIグループは今回の新組織設立により、生成AIの活用を一段と加速させ、さらなる業務効率化や革新的な金融サービスの創造による顧客利便性の向上を目指します。また、グループ各社間での連携を一層強化するとともに、グループ内にとどまらず、提携先への知見の共有も行い、生成AIを活用した新たな価値を創造いたします。
 SBI生成AI室は、将来的には金融業界全体における生成AIの活用を牽引することを目指し、SBIグループの枠にとらわれることなく、積極的かつ先進的な活動を多岐にわたって展開してまいります。

以上