サウジアラビアの MISAおよびBIM との
投資ファンド設立に向けた業務提携に関する基本合意のお知らせ

2024年5月21日
SBIホールディングス株式会社

　SBI ホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役会長兼社長：北尾 吉孝）は、サウジアラビア投資省（大臣：HE Khalid Al-Falih、以下「MISA」）およびBIM Ventures（本社：サウジアラビア リヤド、Managing Partner & CEO： Mohamed Amine Merah、以下「BIM」） と、サウジアラビア企業への投資に特化したファンドを設立・運営することを通じて、二国間の経済関係を強化し、サウジアラビアと日本のスタートアップ企業に新たな機会を創出することを目的とした業務提携に関する基本合意書を締結しましたので、お知らせいたします。

　MISAは外国投資を含むサウジアラビアにおける投資業務を管轄しています。またサウジアラビアを世界的な投資先として宣伝し、投資家を引き付け続け、投資を拡大するために、投資に関する政策の策定、投資環境の整備に向けた規則と計画の提案、投資活動のフォローアップと評価、投資機会に関する研究活動とその支援も行っています。

　BIMは、専門知識、リソース、およびネットワークを活用して、持続可能な成長を続ける企業を立ち上げることを目指す、サウジアラビアのベンチャースタジオです。BIMは、継続的でダイナミックかつ選択的な発想プロセスを通じて問題を解決でできるスタートアップを育成し、それらの企業が障害なく成長できるように、安定した資金調達を行っています。

　サウジアラビア王国は、サウジアラビア「ビジョン 2030」に触発され、数十年にわたり続くと予想される経済変革と急成長を経験しています。サウジアラビアにおける経済成長を捉え、さらに加速させるために、MISAの支援のもとSBIグループとBIMは、サウジアラビアにおいて共同で投資ファンドを設立・運営し、サウジアラビアと日本のスタートアップに新たな機会を提供すると共に、サウジアラビア内での雇用創出を目指します。

　SBIグループ、 MISA、およびBIM は今回の基本合意に基づき、以下の項目で業務提携を検討してまいります。

　なお、業務提携の内容は、上記項目に限らず、 SBIグループ、 MISA、およびBIM の合意により拡大する可能性もあります。

　当社はこれまでも中東地域における現地有力パートナーとの投資ファンドを共同設立し、投資を実行してきたほか、直近では2023年12月にサウジアラビアの世界的な総合エネルギー・化学企業であるAramco社と業務提携の検討に向けた基本合意書を締結、2024年2月には首都リヤドにSBIグループの中東拠点としてSBI Middle Eastを設立するなど、中東地域における更なる事業拡大を推進しています。

　当社はMISAとBIMとの提携を通じて、各者間の強固で弾力的な協力関係を構築することを目指すとともに、日本及びサウジアラビア両国間の経済分野における協力関係の発展に貢献してまいります。

以上