「SBI中国テクノロジー株ファンド」：さらなる顧客本位に向けた報酬引下げと
運用方針の最適化について

2025年5月23日
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社

【1】本リリースの背景と目的

当社子会社のSBIアセットマネジメント株式会社（以下、SBIアセット）は、同社が設定・運用する「SBI中国テクノロジー株ファンド」（以下「本ファンド」）において、信託報酬の引下げおよび運用方針の明確化を2025年5月24日付で実施することといたしました。

本件は、「顧客中心主義」を軸にした商品性改善の一環として、運用の柔軟性向上と情報開示の透明化を目的に行うものであります。将来的な中国テクノロジー市場の成長ポテンシャルに備えつつ、投資家の皆さまの利益最大化を目指す対応です。

【2】信託報酬の引下げ ～業界最低水準へ～

本ファンドでは、信託報酬を従来の年率1.265％（税込）から年率0.990％（税込）へと大幅に引き下げ、中国株に投資するアクティブファンドとして業界最低水準※を実現します。本改定により、コスト面での競争力が一層強化され、投資家にとってのリターン向上にも寄与する設計となっております。

▶ 信託報酬率の比較

【3】運用方針の進化と目論見書の更新

本ファンドでは、これまでも約款および目論見書に基づき、明確かつ適切な投資方針に従って運用を行ってまいりましたが、より柔軟に対応するべく、運用方針の進化的見直しを行うことといたしました。

具体的には、「人民元建て株式（中国A株）を中心に」という記載について、成長が見込まれる中国テクノロジー関連銘柄への投資余地を、従来の規約の範囲内でより広く明示する形に改め、より実態に即した内容といたします。これにより、従来から行っていた運用方針の透明性と説明性を一層高めるものです。

また、投資手段に関しても、従前より活用していたストックコネクト制度を主軸に据える点を明確化し、利便性・実務性を踏まえた現実的な運用スタンスをより明瞭に反映いたします。

加えて、目論見書についても、これまでの運用実態に整合する形で情報の見直しを図り、投資家の皆さまにとってより分かりやすく、正確な情報開示となるよう記載内容の更新および一部記載の整理（削除）を行います。

このように本見直しはあくまで従来より明確かつ適切であった運用方針を、外部環境の変化や投資家ニーズに応じて一層進化・洗練させたものであり、今後も引き続き、透明性・柔軟性・説明責任を重視した運用体制の強化に努めてまいります。

【4】パフォーマンス実績と今後の展望

本ファンドは2020年3月の設定以来、厳選されたテクノロジー企業への投資を通じて、中長期的な資産成長を目指してまいりました。過去の実績としても、2021年には同種ファンド中 第2位、2024年も第11位（39本中）※といった優れたパフォーマンスを記録しております（いずれも費用控除後のリターン）。

今後につきましては、上述のとおり投資対象や投資手段につき見直しや明確化を行うことで、中国市場の特性に応じた対応が可能となり、受益者の皆さまのご期待に応えてゆけるものと考えております。

▶ 過去のパフォーマンス実績

※2021年～2024年のデータ、アクティブ型ファンド39本中での順位。
※パフォーマンスは費用控除後。

【5】SBIアセットの一貫した姿勢 ～常に顧客中心主義のもとで～

今回の改定も含め、既存ファンドの繰上償還、信託報酬の見直し、運用方針の改善など、投資家の皆さまの最適な資産形成を実現するための不断の努力を続けてまいります。

今回の信託報酬引下げおよび運用方針の見直しは、単なるコスト削減にとどまらず、市場環境の変化に先んじて対応するための戦略的判断です。今後も当社は「顧客中心主義」のもと、透明性と信頼性を両立した運用体制を構築し、投資家の皆さまに寄り添う資産運用サービスを提供してまいります。

※　公募投信(ETF、DC･SMA専用ファンドを除く)として、ウエルスアドバイザー株式会社調べ（2025年4月末現在）以下同じ