2025年7月30日
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社
当社子会社のSBIアセットマネジメント株式会社(以下「SBIアセット」)は、KKRが運用する欧米のプライベート・クレジットに投資を行う上場投資信託をはじめ、複数の大手資産運用会社が運用を行うETFに分散投資を行う「SBI オルタナティブ・ハイインカム・セレクト・ファンド(年4回決算型)」(以下「本ファンド」)を、2025年9月9日(火)に設定・運用を開始しますのでお知らせいたします。
ファンド名 | SBI オルタナティブ・ハイインカム・セレクト・ファンド (年4回決算型) |
投資対象資産/投資対象地域 | 海外/その他資産 (パブリック・クレジット、プライベート・クレジット) |
実質的な負担(年率・税込) | 1.5204%程度 |
主要投資対象ファンド (ティッカー) ※概要は次頁ご参照 |
KKRクレジット・インカム・ファンド(KKC) SPDRブラックストーン・シニアローンETF(SRLN) フランクリン・シニアローンETF(FLBL) ジャナス・ヘンダーソン・B-BBB CLO ETF(JBBB) SPDR SSGA IGパブリック&プライベートクレジット ETF(PRIV) |
設定日 | 2025年9月9日(火)(予定) |
注目すべきは、非公開ローンや担保付き債権などで構成されるプライベート・クレジットに投資可能である点です。これらは、相対取引で組成され、多くが第一優先担保付きであり、近年、低金利時代の代替投資として世界的に急拡大しています。
従来、この種のオルタナティブ資産に投資を行う投資信託は、最低投資額500万円以上で、月1回の基準価額と購入申込み、四半期解約で解約代金は数週間後の支払いなど、解約の上限設定も含めて、流動性が低く、かつコストの高さを含めてご投資家に大きな負担をおかけするものでしたが、本ファンドでは、一般の公募投資信託と同様、基準価額は毎営業日に公表、申込・解約は原則日次、解約代金も6営業日に受け取り可能と、機動性と利便性を飛躍的に高めております。
SBIアセットでは今後も、「顧客中心主義」のもと、低コストで良質な運用商品を提供することにより、投資家の皆さまの最適な資産形成に貢献してまいります。
以上
※:プライベート・クレジット投資を含む公募投資信託として。ウエルスアドバイザー株式会社調べ(2025年6月30日現在)
【ご参考】 プライベート・クレジット投資の資産運用額推移と今後の見通し

【投資対象ファンドおよび運用会社の概要】
名称 | KKRクレジット・インカム・ファンド(KKC) |
投資方針![]() |
オーストラリア証券取引所(ASX)上場の当ファンドは、KKRのクレジット投資チームが運用する複数戦略への投資を通じ、リスク調整後リターンの追求と、収益創出を目的とした多様なオルタナティブ・クレジット投資ポートフォリオへのアクセスを提供することを目指します。戦略は、パブリック・クレジット分野の「グローバル・クレジット・オポチュニティ戦略」と、プライベート・クレジット分野の「欧州ダイレクト・レンディング戦略」の二つによって構成されています。資金の借入により、レバレッジをかけることが可能ですが、流動性管理に限定されます。 |
管理報酬 | 年1.10% |
運用会社 | KKRオーストラリア・インベストメント・マネジメント・ピーティーワイ・リミテッド 運用会社は、KKR & Co. Inc.(通称KKR)の一部門です。KKRは米国に本社を置く世界的な投資会社で、1976年に設立、2010年にニューヨーク証券取引所に上場され、プライベート・エクイティ、クレジット、不動産、インフラ、保険などの分野で幅広い投資活動を行っています。 |
名称 | SPDR® ブラックストーン・シニアローンETF(SRLN) |
運用方針![]() |
本ETFは、原則として、純資産(投資目的の借入れも含む)の80%以上をシニアローンヘ投資することにより、Markit iBoxx米ドル建てリキッド・レバレッジド・ローン指数およびモーニングスターLSTA米国レバレッジド・ローン100指数を上回る投資成果を目指します。シニアローンへの投資に際しては、ファンドのサブアドバイザーであるBlackstone Liquid Credit Strategies LLCは、ファンドの流動性と価格透明性の維持に努め、投資対象証券を選定し、⼀般的なローン市場よりもボラティリティが低いと考えるポートフォリオ構築に努めます。 |
管理報酬 | 年0.70% |
運用会社 | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・マネジメント・インク 運用会社は、ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)の一部門です。State Street Investment Managementは1978年にSSGAとして設立され、米国マサチューセッツ州ボストンに本拠地を置く世界有数の資産運用会社の一つです。 |
名称 | フランクリン・シニアローンETF(FLBL) |
運用方針![]() |
本ファンドは、資産の少なくとも80%をシニアローンおよびシニアローンヘのエクスポージャーを提供する投資を組入れます。 |
管理報酬 | 年0.45% |
運用会社 | フランクリン・アドバイザーズ・インク 運用会社は、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ(Franklin Templeton Investments)グループの一員で、このグループの中核運用会社の一つです。グループの親会社であるFranklin Resources, Inc.は1947年に設立され、ニューヨーク証券取引所に上場し、世界150か国以上でサービスを展開するグローバル資産運用会社です。 |
名称 | ジャナス・ヘンダーソン・B-BBB CLO ETF(JBBB) |
運用方針![]() |
主に米国のBBB格のCLOに投資を行うETFです。投資対象はBからBBBまでの格付けのCLO※で、変動金利かつデフォルトリスクが低く、伝統的な債券資産クラスとの相関性が低い、高い利回りの獲得が期待できる証券へのアクセスを提供することを目指しています。 ※CLO:Collateralized Loan Obligation(ローン担保証券) |
管理報酬 | 年0.48% |
運用会社 | ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ・US・エルエルシー 運用会社は、グローバル資産運用会社であるジャナス・ヘンダーソン・グループ(Janus Henderson Group plc)傘下の運用会社です。Janus Henderson Group plcは2017年、米国のジャナス・キャピタル・グループと英国のヘンダーソン・グローバル・インベスターズの合併により誕生、ニューヨーク証券取引所に上場し、世界に25拠点を構えグローバルな運用体制を構築しています。(2025年3月末現在) |
名称 | SPDR® SSGA IGパブリック&プライベートクレジットETF(PRIV) |
運用方針![]() |
主に投資適格債券(パブリック・クレジット商品とプライベート・クレジット商品の両方を含む)に配分するアクティブ運用ファンドです。 幅広い投資適格債券に積極的に配分することで、インカムと並行してリスク調整後リターンの最大化を目指しています。また、アポロ・グローバル・セキュリティーズ・エル・エル・シー(Apollo Global Securities, LLC)が調達するプライベート・クレジット商品に投資する場合があります。 |
管理報酬 | 年0.70% |
運用会社 | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・マネジメント・インク 運用会社は、ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)の一部門です。State Street Investment Managementは1978年にSSGAとして設立され、米国マサチューセッツ州ボストンに本拠地を置く世界有数の資産運用会社の一つです。 |
※投資対象ファンドは、それらの資産規模や市況動向により構成比率が変わります。また委託会社の判断によって追加・変更される場合があリます。