2025年10月30日
SBI地方創生バンキングシステム株式会社

 SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:北尾 吉孝、以下「SBIHD」)の子会社であるSBI地方創生バンキングシステム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:木村 紀義、以下「当社」)はこのたび、SBIHDとフューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷口 友彦)との業務提携に関する基本合意に基づき、共同で開発した地域金融機関向けのクラウドベースの勘定系システム(以下、「次世代バンキングシステム」)について、株式会社東和銀行(本社:群馬県前橋市、代表取締役頭取:江原 洋、以下「東和銀行」)が採用することを決定しましたので、お知らせいたします。
 本件で、次世代バンキングシステムの採用を決定した地域金融機関は累計5行となりますが、既に稼働を開始している株式会社福島銀行(本店:福島県福島市、取締役社長:鈴木 岳伯)及び株式会社島根銀行(本店:島根県松江市、取締役頭取:長岡 一彦)の事例において培ってきたノウハウや実績を活かし、開発期間の短縮と効率化を実現し、2029年中のシステム稼働を予定しております。

 SBIグループでは地方創生戦略の一つとして、地域金融機関の活性化による日本の経済成長を掲げており、質的転換を図ろうとする強い意志があれば地域金融機関はその存在価値を高めていくことができると考えています。そうした中、地域金融機関の果たすべき役割の重要性は益々高まっており、地域事業者の事業承継支援や地域における事業立上げ、事業提携支援等を通じた新たな資金需要の創出、デジタル技術の進展に伴う銀行業務の抜本的な改革、技術・サービスの速やかな活用による顧客利便性の向上等が求められています。
 このような状況下において、東和銀行は地域経済の活性化と持続的発展に貢献することを目的として、2020年10月にSBIグループと戦略的業務提携強化に関する合意書を締結し、SBIグループとの共同ファンドを通じて、同行の顧客企業に資本性資金および資本性ローン等を提供するなど、取引先への金融サービス提供の充実や事業の高度化等に取り組んできました。そしてこのたび、中期的経営課題である人員減少への対応、若年層顧客の取り込み、ローコストオペレーションの実現に向けて採用を決定しました。

【次世代バンキングシステムの主な特徴】
フルAPI化

 従来のシステムに比べて、開発やメンテナンスが容易なため、新商品の開発期間の大幅な短縮(新商品は1か月程度)およびシステムの修正や変更を随時行うことが可能です。

パスワードレスのFIDO認証を導入
 最近では電話を使ってIDやパスワードを聞き出す詐欺が横行しておりますが、次世代バンキングシステムでは、個人・法人インターネットバンキングおよびバンキングアプリにおいてFIDO(※1)に準拠した二要素認証(生体認証・端末保持認証)によるログインを実現しています。これにより、お客様はパスワード入力が不要となると共に、近年増加しているフィッシング詐欺による口座の乗っ取りや、サイバー攻撃によるパスワード漏洩リスク等を低減しています。特に法人インターネットバンキングでは、邦銀として初めてFIDO2認証を採用しました。(※2)
*1 Fast IDentity Onlineの略 *2 当社調べ

SBI金融クラウドの採用
 従来は処理量のピークに合わせたインフラの準備が必要でしたが、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上に構築したSBI金融クラウドの採用により、必要な時に必要なインフラリソースを使うことができるため、コストインパクトが最適化されています。また、AWSから提供されるシステム保守やセキュリティ対応が日々進化しているため、先進性の高いシステム基盤を利用することができます。

【次世代バンキングシステムの概要】
次世代バンキングシステムの概要

 今後も当社は、SBIグループの力を結集し、新技術やプロダクトを組み合わせることで、個々の地域金融機関では対応が難しいシステムのセキュリティの強化や、従来をはるかに上回るスピードでの開発、サービス提供を実現してまいります。

以上