20104月26日
SBIベリトランス株式会社

 オンライン決済ソリューションを提供するSBIベリトランス株式会社(東京都港区 代表取締役: 沖田 貴史 以下、 「SBIベリトランス」)は、2009年1月26日より提供を開始している「VeriTrans銀聯ネット決済」が準拠する銀聯カード決済スキーム「CUPSecure」を「平安銀行」と「寧波銀行」が採用し、本日をもって中国国内の対応銀行が15行に達したことを発表いたします。

 「CUPSecure」とは、中国銀聯もしくは銀聯カード発行銀行のホームページにおいて、暗証番号等を入力することで本人認証と決済処理を行う安全性の高い決済スキームで、CUPSecureに対応した銀聯カードを使用することでECでの銀聯決済を安全に利用することが出来ます。
SBIベリトランスが提供する「VeriTrans銀聯ネット決済」では、高い安全性を保つためにCUPSecureに対応した銀聯カードのみを決済の対象としております。

 このたび新たに対応を完了した「平安銀行」は、「中国平安集団」と呼ばれる保険、証券、信託等のサービスを提供する総合金融グループの傘下であり、現在、上海、広州、深セン、泉州、杭州、福州、厦門(あもい)、东莞(とうかん)の8都市を主な営業拠点としております。(2010年4月26日現在) また、一方の「寧波銀行」は、独立法人として1997年4月10日に設立された株式制商業銀行で、上海、杭州、南京、深セン、蘇州を中心に中国国内に91の営業拠点を有しております。(2010年3月31日現在)

 CUPSecureでは昨年11月末に、銀聯カード総発行枚数の約55%を占める中国4大銀行(「中国工商銀行」、「中国銀行」、「中国建設銀行」、「中国農業銀行」)が対応完了しており、今回の2行の採用を受け、対応銀行数は中国4大銀行を含む計15行となりました。
対応銀行の拡大により、「VeriTrans銀聯ネット決済」を主な決済手段とする、当社の運営する中国人消費者向けECモール「佰宜杰.com(バイジェイドットコム)」では、訪問客数や会員登録数、また売上高の増加などが期待されます。

 SBIベリトランスは、今後も日本のEC事業者や中国人消費者のニーズに合わせた「VeriTrans銀聯ネット決済」、および「佰宜杰.com(バイジェイドットコム)」のサービス拡充を図り、中国人消費者向けEC市場の活性化に寄与して参ります。

【中国銀聯について】
2002年に中国の中央銀行である中国人民銀行が中心となり政府主導で設立された、中国での銀行間決済ネットワーク運営会社です。中国国内でカードを発行している銀行は全て中国銀聯に加盟しており、国内・海外合わせて200以上の金融機関が銀聯ネットワークに参加しております。

【銀聯カードについて】
銀聯カードは中国の銀行が発行するキャッシュカードに付与されたブランドで、既に中国国内では約20億枚発行されており、来日するほとんどの中国人が所持しているカードです。ATMネットワークでの利用だけではなく、小売店や飲食店等で主にデビットカードとしても利用されております。
 さらに、中国銀聯は中国でのカード社会の基盤構築を図る一方、VISA・MasterCard等と同様の国際ブランドとしての展開を目指し、海外の銀行・カード会社とも積極的な提携を行い、中国国外での銀聯カードの利用拡大を図っております。2004年5月の香港での利用開始を皮切りに、2005年12月には三井住友カードとの提携により日本での銀聯カード利用が開始、さらに米国・欧州各国を中心に拡大し、現在の利用可能国は68カ国に及んでおります。
(2009年11月末時点)