2011年11月21日
SBIリサーチ株式会社

 中国国内におけるインターネット調査情報をもとに、日本の事業者に向けた情報・サービスを提供するSBIリサーチ株式会社(東京都港区 代表取締役:沖田 貴史、以下「SBIリサーチ」)は、「中国のマイクロブログ、“微博(weibo)”の発展とユーザに関する報告書-2010年」の日本語版を発行いたしました。

※本報告書は、「上海艾瑞市场咨询有限公司」(上海アイリサーチコンサルティング有限公司 中国上海市 代表取締役:楊偉慶、以下「中国アイリサーチ社」)協力のもと、同社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳したものとなります。
※“微博(中国語読み:weibo)“とは・・・中国におけるソーシャルメディアの一つ。日本語で「マイクロブログ」と呼ばれ、ブログの小型版を略称したものである。WEB、携帯などのユーザ端末を使ってアカウントを作成し、比較的短い文章の書き込みで随時情報を発信。ユーザ同士でタイムリーな情報共有を実現している。
【微博のユーザ規模推移(2009年~2014年)※2011年以降は予測値】
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・2011年2月時点の計測においては、中国の微博ユーザは2億人を突破している。また、2014年には4億人を超えると予測している。
・2010年の前年比成長率は、435.4%と脅威的な伸びをみせている。以後、緩やかな成長をみせたのち、2014年以降、ユーザ数は固定するものと予測している。

【中国のソーシャルメディアにおける、月間ユニークユーザ数(2010年3月~12月)】
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・「2010年3月」と「2010年12月」における、各ソーシャルメディアの月間ユニークユーザ数を比較すると、微博では2倍以上の成長を見せている。一方、ブログ、SNSのユーザ数は減少し、BBS掲示板を中心としたコミュニティサイトのユーザ数伸び率は、微増している。
【使用したことのある微博コミュニティー(2010年)】
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・中国大手ポータルサイトである「新浪(sina.com)」、「騰訊(qq.com)」、「網易(163.com)」の運営会社による微博がトップ3を占めた。上位3社は、ポータルサイトで築いた膨大なユーザ数と圧倒的な知名度で、寡占状態にある。
・中国検索エンジンである「百度(baidu.com)」、「奇虎(qihoo.com)」による微博はポータルサイトに及ばないものの、こちらも確固たるユーザベースをもちあわせているので、将来的には一定の市場シェアを獲得する可能性を持っている。
・その他、独立系の微博は技術力、資金力などの面で劣勢にあり、先行きは思わしくない。
・中国国外の微博は、政府の政策や言語の障壁等により、短期的に中国市場で足場を固めることは困難である。

◆その他の主なトピックス
-微博の利用状況に関する分析
 ・ユーザの利用時間と浸透率
 ・各地域での利用率
-微博の特長
-微博ユーザ行動に関する分析
 ・ユーザの価値観
 ・具体的なユーザ属性
-微博を利用したPR成功事例

 なお、次回は「中国ECサイトにおけるサードパーティー型サービスに関する市場研究報告書」を発行する予定です。
 今後もSBI リサーチは、日本の事業者を対象に、中国でのEC展開において有益な、最新で正確な現地のインターネット事情を取りまとめた報告書を毎月発行してまいります。

 

◆研究方法について
 本報告書は、主として中国アイリサーチ社が行った業界へのインタビューやオンライン調査を総合的に分析した上、まとめたものです。
 業界へのインタビューでは業界のスペシャリストおよび関連企業担当者、エージェントに詳細なインタビューを行うことで関連業界の主要情況を把握し、販売や市場等に関するデータを取得しています。
 オンライン調査では、中国アイリサーチ社のインターネットユーザに対する観測・研究システム「iUser Tracker」と、電子商取引領域を総合的に観測・研究するデータプロダクト「Ecommerce Plus」を使用したユーザへの調査データと一部の公開情報(※)を比較し、最終的に業界規模のデータを構築しています。
(※)政府が公布するデータ・業界の公開情報・企業年報や季報・業界専門家の見解
 

その他のデータ、グラフ、情報などをご希望の方は、お気軽に以下にお問い合わせください。
【SBIリサーチ報告書 お問い合わせ・購入お申込みフォーム】
https://www.veritrans.co.jp/contact/sbiresearch_form.html

 

◆中国インターネット事情に関する報告書について
  本報告書は、中国アイリサーチ社協力のもと、同社が中国国内で定期的に発表している中国のインターネット事情に関する報告書を日本語に翻訳したものとなります
  中国アイリサーチ社は、中国全域に様々なリサーチ網を有し、最新かつ正確なデータ分析のもと、報告書を作成しております。SBI リサーチが日本語版を発行することにより、日本の事業者は日本で得ることが難しい現地のインターネット事情をいち早く入手することが可能となります。

 

【SBI リサーチ株式会社について】
社名: SBI リサーチ株式会社
設立年月日: 2009年11月5日
代表者: 代表者: 代表取締役 執行役員Co-CEO 沖田 貴史
取締役 執行役員Co-CEO 楊 偉慶
事業内容: ・中国アイリサーチ社が中国国内で発表している各種インターネット白書の翻訳販売
・各企業向けにカスタマイズした個別調査などの中国市場調査事業
・中国へ向けたプロモーション展開を行う事業者の広告業務
・中国での商標権に関するコンサルティング業務
URL: http://www.sbi-research.jp/

以上