2017年2月1日
セコム株式会社
株式会社アット東京
SBI Ripple Asia株式会社

セコムグループでデータセンター事業を展開する株式会社アット東京(本社:東京都江東区、社長:中村 晃、以下アット東京)とSBI Ripple Asia株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:沖田 貴史、以下SBI Ripple Asia)は共同で、2017年2月1日より日本で初めて、XRP(*1)のブロックチェーンであるRipple Consensuses Ledger(*2)上の「Validatorノード」の運営を開始いたしました。

デジタルアセットであるXRPの運営においては、ブロックチェーンによって分散管理している取引台帳の信憑性、安全性を「Validatorノード」で確認し承認することが必要であり、このXRPに参加しValidator(*3)を運営する事業者は、信頼性の高い設備を保持し、公正・中立であることが求められます。
アット東京はその信頼性を認められ、Validator運営事業者となりました。

XRPはFinTechの世界的リーダー企業である米国Rippleが開発を主導する代表的なデジタルアセットの一つであり、ブリッジ通貨(*4)としての役割を持ち、国際送金に関する実証実験などに活用されています。
さらに、その決済速度が5秒未満という特長により銀行間決済システムにも使用されており、米国ニューヨーク市の仮想通貨に対するライセンス制度である「BitLicense(*5)」にも適合しています。

このたびアット東京にXRP のValidatorが設置され運営を開始したことにより、アット東京は、取引をする銀行などの企業の皆さまが安心してよりスムーズにビジネスをおこなうことができる、信頼性の高い通貨システムの一端を担うこととなりました。

なお、本ノードはアット東京で運営し、サイバーセキュリティは、アット東京と同じくセコムグルーブで情報通信事業を担うセコムトラストシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:林 慶司)が担当します。

アット東京ならびにSBI Ripple Asiaは、この取り組みをはじめ、ブロックチェーン技術を活用したFinTechなどの新しい社会サービス基盤において、お客様の情報資産を守る安全な環境を提供し、革新的なサービスを提供してまいります。

*1 XRP:米国Ripple社が発行するデジタルアセット。仮想通貨としては、bitcoin, Ethereumに次ぐ発行・流通規模を持つ。
*2 Ripple Consensuses Ledger:XRPの基盤となる分散型レッジャー(台帳)。独自のブロックチェーン技術により構築されている。
*3 Validator :取引が正当で正しく行われたものかのバリデーション(検証)を行う機能。
*4ブリッジ通貨 : 通貨の架け橋。今あるリアルな通貨間の両替の際ブリッジ通貨を通すことで両替を簡単に円滑にできる。
*5 Bit License :ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が主導する仮想通貨に関する事業ライセンス制度。

以上