2020年10月7日
SBI AntWorks Asia株式会社

 統合オートメーションプラットフォーム「ANTstein SQUARE」を日本国内向けに販売するSBI AntWorks Asia株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:横山宏明、以下「当社」)は、同プラットフォームに含まれるフルスタックのRPA製品であるQueenBOT RPAを、年間ライセンス料金30万円(税抜)からという低価格で販売を開始しました。

 2017年度頃から日本においてもRobotic Process Automation(RPA)が注目され始め、国内・海外ベンダーによるRPAツールの導入が進められてきました。2020年前半の時点で、国内大手企業での導入率は半数を超えたという調査結果も出ています。労働人口が減少していく国内状況および新型コロナウィルス感染症の世界的な影響も大きい中、当社としては、RPA製品を企業活動のインフラの1つとして事業規模や営業エリアを問わず多くのお客様にもご導入を検討頂きたく、またそのためには価格破壊を起こす必要があると考え、フルスタックのRPA製品としては最安値の価格帯である年額30万円からという価格設定に至りました。

■年額30万円のライセンス料金に含まれるもの
・ BOT Builder 1ライセンス(ロボットを開発する開発者向けツールを同時に1ユーザーが利用可能)
・ ANT Bot 1ライセンス(ロボットを同時に1台のPCで実行可能、そのPCで同時に1個のロボットが実行可能)
・ Orchestrator 1ライセンス(開発の終わったロボットの管理と実行環境への展開を行うサーバー製品を1台のPCにインストールして使用可能)
・ Analyticsライセンス(ロボットの実行状況を分析するWebアプリケーションを使用可能)
・ 契約中にリリースされた新バージョンへのアップグレード権
・ 日本語での技術的なお問い合わせ
・ 日本語での製品研修(集合あるいはオンライン研修)

 QueenBOT RPAは、一般的なRPA製品が持つ、PCで行う事務処理系作業を自動化するための機能を十分に備えた製品として、メールやフォルダーの監視機能や、アプリケーション上のボタンや入力フィールドを画像ではなくオブジェクトとしてとらえるといった機能を完備しています。また、ソフトウェアのロボット(以下「ロボット」)を開発するための開発ツールだけを提供するデスクトップ型ではなく、開発とは別の実行専用環境と、その一元管理を行うサーバー製品を持つ、サーバー型RPA製品です。ロボットの実行環境においてネットワークやハードウェアに障害が起きた際には、別の環境で途中から継続して実行を行えるフェイルオーバーといった機能も搭載したフルスタックなRPA製品となっています。

 QueenBOT RPAを含むANTstein SQUAREを当社では統合オートメーションプラットフォームと位置づけ、RPAだけではなく、AIの活用によって様々な業務を効率化する製品を提供しています。自動化の対象としてふさわしい業務をAIの力で見つけ出すProcess Discover(プロセスディスカバリー)、AIの機能でドキュメントからデータを読み取りデジタル化するCognitive Machine Reading(コグニティブマシーンリーディング、略してCMR)、AIの機能でドキュメントの種類を自動的に仕分けるAuto Indexer(オートインデクサー)といった製品群です。AI・OCRが一般的になりつつありますが、CMRは旧来のOCRのようなフォントライブラリを利用するのではなくフラクタルというアルゴリズムを利用することで活字や手書き文字にとどまらず筆記体、社印やサイン、QRコードなどの読み取りも可能となる製品です。

 統合オートメーションプラットフォーム「ANTstein SQUARE」は販売代理店を通じて提供していきます。引き続き、販売代理店を募集しておりますので、詳細についてご興味がある場合は弊社 (mktg@sbiantworks.asia)までお問合せください。

■ANTstein SQUAREについて
 AIの活用によって様々な業務を効率化する製品群からなる、統合オートメーションプラットフォームです。PCで行う作業を自動化するRPA製品であるQueenBOT RPA、自動化の対象としてふさわしい業務をAIの力で見つけ出すProcess Discovery、ドキュメントからデータをAIの力で読み取りデジタル化するCognitive Machine Reading(CMR)、ドキュメントの種類をAIの力で自動的に仕分けるAuto Indexerといった製品が含まれます。中でも、CMRおよびAuto Indexerは、フラクタルというAIのアルゴリズムを実装したユニークな製品です。

■SBI AntWorks Asia株式会社について
 2015年に創立したシンガポールに拠点を持つAntWorks Pte.Ltd.は、シリーズAラウンドでSBIホールディングスから1,500万米ドルを調達し、米ソフトウェア業界団体SIIAの第43回CODiEアワードで「ベストAIドリブンテクノロジーソリューション」を受賞するなど、AIやRPAの分野で注目されているスタートアップ企業です。
 SBI AntWorks Asia株式会社は、AntWorksとSBIネオファイナンシャルサービシーズ株式会社による合弁会社で、日本国内を中心とし、AntWorks社の製品を販売しています。

以上